スポーツベッティング大手30社のほとんどが世界ランク1位のスコッティ・シェフラーの優勝を予測しており、オッズは4-1(4倍)。直近の5試合でマスターズを含む4勝を挙げている彼は、妻の出産に備え直前のウェルズファーゴ選手権を欠場したが、昨年の大会でもブルックス・ケプカに次ぐ2位に入っており、「タイガーの全盛期に匹敵する」といわれる好調ぶりから「メジャー3勝目は確実」という声も。2番手はジョン・ラームで10-1、そして3番手はローリー・マキロイで12-1。この2人が入れ替わる予想もあるが、トップ3は堅い。
さらに4番手は連覇を狙うケプカで14-1。5番手はマスターズでメジャー初挑戦にして準優勝したラドビッグ・アバーグ。ヒザの故障で前の試合を欠場したことが不安材料だが、期待は大きい。さらに悲願のメジャー初Vを目指すザンダー・シャウフェレ、パトリック・カントレーらが18倍から20倍のオッズで上位につけている。
シェフラーのマスターズ勝利やザ・プレーヤーズ選手権優勝を的中させたスポーツベッティングの「Sports Link」は、コロナ禍以降独自の予想プログラムにより23年にニック・テーラーがカナダ勢で69年ぶりにRBCカナディアン・オープンを制覇すると予測し、その通りに。スランプで勝ち星から遠ざかっていたジェイソン・デイやリック・ファウラーの復活Vまで的中させている。
同サイトの優勝予想ナンバー1もシェフラーでオッズ3-1。2位ラームが10-1、マキロイ、アバーグ、ケプカが12-1で3位タイ。
松山英樹は30-1で15番目につけている。
タイガー・ウッズのオッズはフィル・ミケルソン、セルヒオ・ガルシアと並び125-1。500-1の最下位は昨年クラブプロとして唯一予選を突破し、15 位に入り話題になったマイケル・ブロック。
大本命シェフラーのメジャー2連勝はあるのか、それとも波乱? 開幕が待ち遠しい。
※週刊ゴルフダイジェスト5月28日号「バック9」より