進化を遂げたキャロウェイの『クロム ツアー』ボール。「全米プロゴルフ選手権」でザンダー・シャウフェレがこの『クロム ツアー』を駆使し、悲願のメジャー初優勝を飾ったのは記憶に新しい。その『クロム ツアー』に再び数量限定版が登場。全米プロのとき同様、どうやら今回もメジャートーナメントにまつわるモデルのようだ。

全米オープン開催コース・パインハースト No.2にちなんで「パイン=松」でデザイン

前回の限定ボールは“メイ メジャー(5月のメジャー)”、全米プロが開催されたケンタッキー州に合わせ、競馬ジョッキーの勝負服をあしらったものだった。そして今回紹介する限定ボールは『クロム ツアー ジューン メジャー(6月のメジャー)』。6月13日から開催される「全米オープン」にちなんだモデルということだ。

画像: 赤と青の松の葉でキャロウェイのロゴ「シェブロン(V)マーク」をイメージ。ボールのナンバーは片側だけというのも限定版のみの仕様

赤と青の松の葉でキャロウェイのロゴ「シェブロン(V)マーク」をイメージ。ボールのナンバーは片側だけというのも限定版のみの仕様

ボールには、キャロウェイのロゴ(シェブロン〔V〕マーク)を赤と青の「松の葉」で表現した模様があしらわれている。今年の全米オープンの会場は、「パインハースト No.2」。パイン(PINE)=松、ということによるデザインだ。赤と青カラーは、スターズ&ストライプス(アメリカ国旗)を想起させる。

ロングショットの初速性能とグリーン周りのスピン性能、どちらもツアー屈指のクオリティ

肝心なボールの性能をおさらいしておこう。

画像: 全米プロでは初日「62」のロケットスタートを決めたX・シャウフェレ。最終日は猛追するB・デシャンボーを1打差で振り切り、悲願のメジャー初制覇(PHOTO/Blue Sky Photos)

全米プロでは初日「62」のロケットスタートを決めたX・シャウフェレ。最終日は猛追するB・デシャンボーを1打差で振り切り、悲願のメジャー初制覇(PHOTO/Blue Sky Photos)

ザンダー・シャウフェレのメジャー制覇に貢献した『クロム ツアー』は、グリーン周りのツアークオリティのスピン性能を誇るのはもちろん、ドライバーなどのロングショットでは低スピン性能を強化、より飛距離に重点を置いたモデルだ。従来のクロムツアー X LSの後継だが、そのパフォーマンスはあらゆる点で進化しており、特にロングショット時のボールスピードと、アプローチでのスピンという、今ツアーで求められている性能が大幅に向上している。またフィーリングの面においては、全米女子オープンを制した笹生優花が使用する『クロム ツアー X』と『クロム ソフト』の中間という位置づけだ。

ザンダーも惚れ込む、風に負けない弾道安定性能

高いボール初速に寄与しているのが、新たに採用された“ハイパー・ファスト・ソフトコア”だ。従来モデルをしのぐボールパフォーマンスを求め、素材の配合を見直し、生産管理も一層徹底した。結果、前作よりもロングショットでのスピンを減らし、反発力もアップ。さらにその外周の二重のマントルも素材の配合を刷新し、コアの性能をより引き出すという。

画像: 六角形と円形が組み合わさった表面パターン。落ち際のボールの伸びの良さ、さらに横風にも影響を受けづらいともっぱらの評判だ(写真は通常の『クロム ツアー』)

六角形と円形が組み合わさった表面パターン。落ち際のボールの伸びの良さ、さらに横風にも影響を受けづらいともっぱらの評判だ(写真は通常の『クロム ツアー』)

飛距離性能の向上、加えて風に強い弾道安定性に寄与しているのが、“ヘックス・エアロネットワーク パターン”。特徴的なのが、キャロウェイ独自の六角形のパターンの中に、複数の円形も採用している点。このボール表面パターンによって、風に影響されやすい落ち際でも風に負けずに自分の狙いたい距離を打っていけ、さらにキャリーが伸びるというスグレモノだ。その性能は、全米プロ制覇を含め、開幕から9度のトップ10入りを果たすザンダー・シャウフェレの活躍が何よりの証明だ(成績は6月6日現在)。

ウレタンカバーについても、前作から製品誤差を極限まで減らす設備投資を行い、その流れは現在も継続中。『クロム ツアー』では、カバーを成形する機械が一新され、さらに均一な厚みにする技術が高まった。“ハイパフォーマンス・ツアーウレタンソフトカバー”というこのカバーは、フィーリングが非常にソフトで、またアプローチでより繊細なコントロール性能を発揮。このカバーも『クロム ツアー』専用の設計となっている。

限定盤はシックなブラックのパッケージ

画像: 2024 MAJOR SERIESのクロム ツアー。ブラックのパッケージに星条旗をイメージしたラッピングが印象的

2024 MAJOR SERIESのクロム ツアー。ブラックのパッケージに星条旗をイメージしたラッピングが印象的

通常の『クロム ツアー』のイメージカラーはゴールドだが、今回の限定版はブラックのパッケージ。そこにアメリカの国旗をイメージしたラッピングが付き、“全米オープン限定モデル”を印象付ける。

オープン価格で、キャロウェイ オンラインストアとキャロウェイ/トラヴィスマシュー青山店、キャロウェイ心斎橋店のみで数量限定発売となっている。

全米オープン記念の限定版を機に、ツアープロが享受している“最先端のボール性能”を味わってみてはいかがだろうか。

【参考】全米オープンの舞台「パインハースト No.2」! 名匠ドナルド・ロス設計のクラシックコース

画像: 今年で4回目の全米オープン開催となる「PINE HURST No.2」。1907年開場のクラシックコースだ(写真は14番ホール)(PHOTO/Getty Images)

今年で4回目の全米オープン開催となる「PINE HURST No.2」。1907年開場のクラシックコースだ(写真は14番ホール)(PHOTO/Getty Images)

今年で124回目を数える全米オープンの舞台は、ノースカロライナ州の「パインハースト No.2」。1907年開場、名匠ドナルド・ロスの傑作と称されるコースだ。全米オープンの開催は、1999、2005、2014年に続いて4回目。2014年こそ、マーティン・カイマーが8打差独走(9アンダー)での優勝だったが、1999年は1アンダー(優勝:ペイン・スチュワート)、2005年はイーブンパー(優勝:マイケル・キャンベル)と、難コースとして知られる。

画像: 1999年の全米オープン優勝者、ペイン・スチュワート。降雨の最終日、邪魔になるからとレインウェアの袖を切り取りプレー。ミケルソンとの死闘を制し、勝利をつかんだ。同年の飛行機事故で還らぬ人となったが、パインハーストではこのガッツボーズのペインの銅像がプレーヤーを出迎える

1999年の全米オープン優勝者、ペイン・スチュワート。降雨の最終日、邪魔になるからとレインウェアの袖を切り取りプレー。ミケルソンとの死闘を制し、勝利をつかんだ。同年の飛行機事故で還らぬ人となったが、パインハーストではこのガッツボーズのペインの銅像がプレーヤーを出迎える

2010年にビル・クーア&ベン・クレンショーによってレストアされ、より印象的なコースに。ウェイストエリア(荒地)やワイヤーグラスがいたるところに配置され、プレーヤーのミスショットを待ち受ける。

画像: 今季絶好調のザンダー・シャウフェレ。全米オープンで、2015年のジョーダン・スピース以来、7人目となるメジャー連勝に挑む(PHOTO/Blue Sky Photos)

今季絶好調のザンダー・シャウフェレ。全米オープンで、2015年のジョーダン・スピース以来、7人目となるメジャー連勝に挑む(PHOTO/Blue Sky Photos)

現時点で唯一、メジャー連勝の権利を持つザンダー・シャウフェレは、この難コースをどう攻略するのか。世界一タフなトーナメントが間もなくスタートする。

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