やさしいと人気の10Kのドライバーを試す。ボールがつかまらず右へ、つかまえようとすると左へ。困ってレッスンプロに助けを求めると苦笑い。
「スウィングはギリギリOKなので、友人のいるお店でクラブを見てもらって」という。お店に行くと7月発売予定のプロギア『RS X』と書いてある試打クラブを渡される。3モデルあるなかの「RSドライバー」がオススメだそうだ。
「プロが使っているヤツだ」と緊張しつつ打つとストレートでキレイな弾道。飛距離も伸びている。芯に当てやすいというか当たっちゃう。
膨大なスウィング解析データからいろいろなスウィングタイプに合うラインナップを追求して開発されたとのこと。シャフトをカチャカチャと替えてさらに振りやすくなる。純正シャフトは3種類から選べ、カチャカチャの弱点を補う「軸ズレ構造」を採用。
飛距離が伸びているのは、フェースセンターに重心点、最大たわみ点、最高CT点を持ってきて、フェースにはCNCミルド、Wソールを採用して、高初速エリアを拡大しルールギリギリに。そして、バラツキを抑える製品全数検査をしているかららしい。カーボンクラウンの元祖といえるプロギアがあえてフルチタンにエネルギー効率を求めたというからかなり攻めているらしい。
「ミスヒットに強いといわれるドライバーは合わない人もいます。RS Xドライバーは3モデル、対象ユーザーごとに芯に当てやすくしています。その中でもとてもニュートラルなのがRSですよ」と言う。
ギリギリはわかるけど、プロモデルなのに何でベリーイージー? って思っていたが、細かなこだわりの積み重ねによって芯に当たっちゃうみたい。それでいてミスヒットにも強い。プロにはお礼にレッスンしてもらいスウィングのギリギリな部分を取り除いてもらおう。発売日が楽しみだ。
TEXT/Motoharu Tajima
PHOTO/Takanori Miki
※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号より