みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開中。今回は7月12日発売のプロギアの最新ドライバー『RS MAX』のロフト10.5度で、センター、トウ、ヒールで打ったときのデーターを比較し、MAXを謳う寛容性の有無を検証した。

寛容性テストを実施! 驚きの結果が!?

次に、先ほどと同じクラブ、そしてヘッドスピードは42m/sという同一条件でトウヒットを試みた。

試打データ
【トウヒット】
<トラックマン4のデータ>
クラブスピード●42.4m/s
ボール初速●63.0m/s
打ち出し角●11.7度
スピン量●2878rpm
降下角●33.3度
キャリー●221.2Y
飛距離●247.9Y
打ち出し方向●2.5右
スピンアクシス●11.0度左
SIDE●6.6Y左

<GCクワッドのデータ>
Hインパクト●16ミリトウ
Vインパクト●3ミリ低

画像: HS42m/sでトウヒットしたときのトラックマン4(上)、GCクワッド(下)のデータ

HS42m/sでトウヒットしたときのトラックマン4(上)、GCクワッド(下)のデータ

試打後のデータを見ながら、癸生川プロと小島プロが意見を出し合った。

癸生川 トウに当たった感じは硬い。オフセンターヒットしたときにヘッドが動く感じは少ないんだけど、ちょっとヘッドが巻くとういうか、つかまる感じが強いのかなと思う。

小島 打ち出しが右でしたけど、トウに当たったから右に出たという感触はありましたか?

癸生川 その感触はないですね。

小島 データを見ると、クラブスピードがセンターヒットと比較して、0.3m/sしか変わらず、ボールスピードは62.3m/sだったのが63.0m/sで逆にちょっと出ているくらいです。打ち出し角度もスピン量も落下角度もほぼ変わらないです。トータル距離は251.6Yと247.9Yですから3.7Yだけ落ちていますが、16ミリトウ、3ミリ下で当たっていることを考えれば許容性は充分にありますね。

癸生川 これだけ打点が変わって、ほとんどのデータが変わらないというのは凄いね。

小島 距離も方向も変わらないですからね。

癸生川 スーパーMAXだね(笑)

最後に、同条件でヒールで打ってみた。

試打データ
【ヒールヒット】
<トラックマン4のデータ>
クラブスピード●42.0m/s
ボール初速●60.3m/s
打ち出し角●14.8度
スピン量●3601rpm
降下角●40.5度
キャリー●212.2Y
飛距離●231.0Y
打ち出し方向●3.6右
スピンアクシス●11.9度右
SIDE●9.6Y右

<GCクワッドのデータ>
Hインパクト●15ミリヒール
Vインパクト●9ミリ高

画像: HS42m/sでヒールヒットしたときのトラックマン4(上)、GCクワッド(下)のデータ

HS42m/sでヒールヒットしたときのトラックマン4(上)、GCクワッド(下)のデータ

試打後の感想とデータ分析は下記のとおりだ。

癸生川 トウと一緒で、当たりの感触が硬い。あとはヘッドのブレはそんなに感じなくて、ヘッド軌道は目標方向に真っすぐ行ってくれる感じはする。でもさすがにここまでヒールだと飛ぶ感覚はしないな。

小島 ボールスピードを比較すると、センターは62.3m/s、トウは63.0m/s、ヒールは60.3m/sです。今のヒールの打点位置が15ミリヒールの9ミリ上なので、この高さが他の2つと同じようにセンター近くでヒットしていれば恐らく61.0m/sくらいは出る。さすがにトウヒットよりも1.5m/sくらいは落ちるとしても、ここまでヒールに当たってボールスピードが60~61m/sが出ているなら悪くないです。

癸生川 当たったときに、こんな感触でも、データはこんなに落ちないんだ。

小島 プロゴルファーでも真ん中でずっと当てるのは難しいと言われるなかで、16ミリのトウヒットや15ミリヒールにズレてても、そんなにデータ的に変わらないのは進化かかなと思います。それを考えると充分にMAXの寛容性があると思います。

今回の試打を通しての二人の感想 

癸生川プロは「センター、トウ、ヒールで打ってみて、データの差がほとんど無かったので、ほんと“スーパーMAX”と呼べるのかなと思いましたね」。

小島プロは「僕もMAXの名の通りの寛容性を感じました。2本の純正シャフトに関しては、シャフトの選択をSフレックスに絞るのであれば、Diamanaのほうだと42m/sくらいのクラブスピードが欲しいかなと思います。TENSEIなら40m/s前後でも充分Sで使えるという印象がありますので、試してみてください」。

みんなのゴルフダイジェストYouTubeのみんゴル試打班「ガチギアトラック」では、この他に、プロギア『RS MAX』ドライバーのロフト9.5度と10.5度に、2本の純正シャフトであるDiamanafor PRGR(Flex S)と TENSEI for PRGR(Flex S)を装着した打ち比べをしたデータを分析。それぞれの組み合わせに合ったスピード帯やスウィングタイプなどの検証を行っているので、そちらもぜひ視聴してクラブ選びの参考してもらいたい。

もっと詳しい分析を動画で確認する

画像2: プロギア『RS MAX ドライバー』試打! トラックマン&GC4で徹底分析! youtu.be

プロギア『RS MAX ドライバー』試打! トラックマン&GC4で徹底分析!

youtu.be

THANKS/アコーディア・ゴルフ 技術研究所

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