ティーショットが良くなり、次打からの流れが向上
優勝した試合から以降を振り返って木下稜介は、「ミズノオープンはもちろん、今はドライバーに自信を持って打てています。おかげで2打目以降の組み立てが良くなっています。それが優勝につながったと思います」と話した。
ドライバーはキャロウェイの2022年モデル、ローグST MAX LS。新しいドライバーもいくつかテストしたというが、以前打ったことがあり感触が良く、手元に置いてあった「このローグSTでクラブを組み上げ、今年から使っています」
現在の平均飛距離は291.32ヤードでツアー33位だが、弾道の高さ、スピン量、安定感も上々とのこと。3Wはテーラーメイド初代ステルスで、これも2022年モデル。
5Wは5年ぐらい使っているというブリヂストンのツアーB XDフェアウェイ。「いろいろとテストしましたが、5Wはピンを狙いたい番手なので、今は使い慣れたコレです。狙ったラインへの飛び方が抜群で、飛距離は240ヤードです」
アイアン型の3U、ツアーB Xハイブリッドは、「たぶん5Wよりも長く使っているのが、この3番です。普通のキャビティの3番は球が上がりにくく、僕にはハードなので、やさしさ重視で使っています。これは225ヤード」
アイアンは4Iから9Iがブリヂストンの221CB、PWだけBリミテッド220MBという組み合わせ。PWのみマッスルバックにしているのは、「マッスルバックだと飛び過ぎることがなくスピン量でグリーンを止めたい」との理由から。
クラブセッティングを撮影したのは6月の日本ゴルフツアー選手権の練習日。その後、ブリヂストンのニューアイアンをテストしているとのこと。夏から秋にかけてそのモデルにスイッチする可能性もありそうだ。
2本のウェッジはロフト52度と58.5度。「本当は3本入れたいのですが、5Wも3Uも抜くことができないので、今は2本です。でも、Xウェッジもボーケイも信頼できるウェッジで、開いたり閉じて転がしたりできるバウンスです」。シャフトはダイナミックゴールド。元々、海外志向が強かった木下、2度目の全英オープン(ロイヤルトゥルーンGC)でどんなプレーを見せるのか。
4メーカー5ブランドで構成
1W/ローグ ST MAX FAST(9T)・スピーダーNXグリーン(60X)
3W/ステルス(15度)・スピーダーNXグリーン(70TX)
5W/ツアーB XD-F(18度)・ベンタスブラック(7X)
3U/ツアーB X HI(20度)・N.S.プロ モーダス³HYBRID(X)
4I~9I/ブリヂストン 221CB・N.S.プロ PROTOTYPE(S)
PW/ブリヂストン Bリミテッド 220MB(46度)・N.S.プロ PROTOTYPE(S)
AW/ブリヂストン Xウェッジ(52度)・DGツアーイシュー(S200)
SW/ボーケイデザイン ウェッジワークス(58.5度)・DGツアーイシュー(S200)
PT/オデッセイ TRI-HOT 5K ONE(3度)・スーパーストローク PISTOL TOUR
BALL/ツアーB X
※スペックは編集部調べ ※スペックやスタッツは6月20日時点のもの
※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月9日号より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara)