先日開催された米女子下部エプソンツアー「オッタークリーク選手権」で3位となり、自己ベストのフィニッシュを飾った長野未祈(みのり)。ルーキーシーズンを戦う心中を語ってくれた。
画像: 2016年日本女子オープンで最終日最終組スタートで優勝争いを演じた長野未祈(15歳当時)

2016年日本女子オープンで最終日最終組スタートで優勝争いを演じた長野未祈(15歳当時)

昨年米女子ツアーQTを受験して、エプソンツアーに参戦中

長野は千葉の麗澤高校卒業後、アメリカの短大セミノールステートカレッジに入学し、オレゴン大に編入。NCAAでは全国大会も経験し、昨年の米女子ツアーのQTを受験して、5月からはエプソンツアーに参戦中だ。

本人は今回の結果を「あまり何とも思わなくて、『悪いところを練習しないと』という感じです。優勝しか意味はないですし、今後も毎日練習を積み重ねていきたいです!」と目標は先にある。

画像: 米国の下部ツアーエプソンツアーで3位に入った長野(写真は本人提供)

米国の下部ツアーエプソンツアーで3位に入った長野(写真は本人提供)

22年の全米女子アマに優勝した馬場咲希も主戦場としているエプソンツアーとは、どんなところなのだろう。

「大学の試合を広げた感じです。私と同時に卒業した人や先輩など顔見知りが多いです。昨年からファイナルQTはプロしか出られなくなったので、強い大学の選手やアマチュアがプロになって出ていますし、ほかにも強い選手はたくさんいます」

実は長野、本大会の最終日が大学の卒業式と日程が重なっており、卒業式には出席できず。

「本当に残念ですが、人生はいつも選択だと思います。ゴルフの道を選んだのだから、しょうがないです」

文武両道のアメリカ留学時代を振り返り、

「苦労しかありませんでした。でも、アメリカの大学で人との関係性やありがたみに気付きました。学びの機会を得たことは人生のなかで素晴らしいこ験する場となりましたし、本当によかったです。アメリカの大学に来たいと思う人がいたら応援したいです。若いときに挑戦する人生を送ってほしいですね」

と語ってくれた。

今夏の日本のプロテストも視野に入れているということだが、目標はきっぱり「アメリカのツアーです!」。最近、世界で活躍する日本女子選手たち。ここにも一人、挑戦者がいる。
※2024年6月21~23日の「アイランド・リゾート選手権」では19位タイに入り、年間ポイントでは38位に位置している。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月9日号「バック9」より

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