タイガー・ウッズとジャスティン・ティンバーレイクが共同でセントアンドリュースにスポーツバーをオープンさせる計画が、一歩前進したようだ。
欧米複数のメディア報道によれば、世界的スーパースター2人が同地の映画館「ニューピクチャーハウス」を“T-スクエアード・ソーシャル”というスポーツバーに改装する計画を地元の認可機関に提出。このたびスコットランドのファイフ評議会が、プロジェクト計画推進の許可を与えたという。
すでにタイガーとティンバーレイクはニューヨークのマンハッタンのど真ん中に同様の施設を昨年9月にオープンさせているが、セントアンドリュースでのプロジェクト提案に関しては、地元の大きな抵抗を受けていた。昨年10月にはスポーツバー開設に反対する署名が1万人分集まり、暗礁に乗り上げたかに思われた。しかし今回申請が認められ、いつまでに完成するかはまだ発表されていないものの、契約条件を見るに3年以内に着工する必要があるようだ。
許可された理由の1つは1930年以来、街のシンボルだった映画館の稼働率が10パーセント以下だったこと。今回のプロジェクトでは少なくとも1つの映画館が維持され、40人から45人の雇用が創出されると見込まれたことが認可の鍵となった。
場所はタイガーが2000年と2005年の全英オープンで優勝したセントアンドリュース・オールドコースから800メートルの好立地。ゴルフ好きとして知られるティンバーレイクも、同コースで開催された19年のアルフレッド・ダンヒル選手権(欧州ツアー)にプロとのペアで出場するなど、コースとの縁は深い。
世界最古のゴルフ場の至近距離に新設される超モダンな施設は、果たしてセントアンドリュースの新しい顔になるのだろうか?
※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月30日号「バック9」より