レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「正しいクラブの上げ方」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑰】

「手を置いておいて、肩、腕から動かしてみてください」(原田プロ)

画像: 「アドレスをしたときのクラブヘッドのバックフェースを誰かにクラブヘッドで押さえてもらい、自分がヘッドを上げる動きを邪魔してもらうと、手で上げるクセがあるかどうかチェックできます」(原田プロ))

「アドレスをしたときのクラブヘッドのバックフェースを誰かにクラブヘッドで押さえてもらい、自分がヘッドを上げる動きを邪魔してもらうと、手で上げるクセがあるかどうかチェックできます」(原田プロ))

原田 アドレスをしたときのクラブヘッドのバックフェースを誰かにクラブヘッドで押さえてもらい、自分がヘッドを上げる動きを邪魔してもらうんです。こうするとね、ヘッドから上げようとしている人はヘッドが動きません。でも、手を置いておく感じで肩、腕からヘッドを引きずるように上げる人は、自分のヘッドが邪魔されているヘッドの手前をスルッと抜けて上がっていきます。

GD ちょっとやってみます。原田プロ、すいませんが、私のヘッドを邪魔していただけますか?

原田 もちろんです。

GD ああ、確かに、ヘッドが動きません。私も手でヘッドから上げようとしているんですね。

画像: 肩から動き出して、腕、手、ヘッドの順番で動かして、ヘッドを置き気味にして、引きずるイメージがいいという原田プロ

肩から動き出して、腕、手、ヘッドの順番で動かして、ヘッドを置き気味にして、引きずるイメージがいいという原田プロ

原田 その通りです。では、手を置いておいて、肩、腕から動かしてみてください。ヘッドを置き気味にして、引きずるイメージですよ。

GD おお、上がりましたよ。

原田 そういうことです。その感覚を忘れないようにしてください。次回もクラブを右へ上げていくとき、ハーフスウィングのテークバックでクラブをスクエアに上げられるようになるための注意点や有効なドリルを説明しましょう。

●原田伝一(全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

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