今年6月の「宮里藍サントリーレディスオープン」でローアマに輝いたフィリピンのリアンヌ・マリクシーが全米女子アマで優勝を飾った。
画像: 全米女子アマで優勝したフィリピンのリアンヌ・マリクシー(PHOTO/Getty Images)

全米女子アマで優勝したフィリピンのリアンヌ・マリクシー(PHOTO/Getty Images)

フィリピンの17歳が3週間で2冠達成

USGA(全米ゴルフ協会)主催の全米女子ジュニアで優勝したばかりの17歳が、史上2人目となる全米女子ジュニア&全米女子アマの同一年2冠を達成。

違う年に両方のタイトルを獲った選手は、パリ五輪でメダル争いをしたローズ・ジャンを含め4人いるが、3週間という短い期間での2冠は歴史的快挙である。

決勝戦は36ホールの長丁場。前半の18ホールは15歳のアスタリスク・タリー(米)にリードを許したが、後半ペースをつかみ、終盤3連続バーディを奪って3&2で勝ち切った。

「良いゴルフはしていましたが、まさか勝てるとは。予想外で本当に驚いています」とマリクシー。「(全米ジュニアVから)たった22日でこんなことが起きるなんて、現実じゃないみたい!」と喜んだ。

実は7月の全米ジュニアでも決勝戦(36ホール)の相手は今回と同じタリー。そのときマリクシーは8&7で圧勝している。

以前から1日36ホールを想定し、「父の友人であるプロと36ホールのマッチプレーをトレーニングの一環として取り入れていました。それが決勝戦ですごく役に立った」。

フィリピン代表としてこれまで多くのビッグイベントに出場してきた彼女は、5年前に12歳でフィリピンアマを制覇。22年にはアジアパシフィック女子アマで3位。昨年の全米女子ジュニアでも決勝戦に進み、惜しくも1ダウンで敗れ2位。そしてこの夏大きく飛躍。JLPGAの宮里藍サントリーレディスオープンでのローアマに加え、やはり6月に開催された韓国女子オープンでプロに交じって5位の好成績。

USGA主催の大会2連勝で、アマチュア世界ランキングは10位から大きく順位を上げるはずだ。

すでにゴルフの名門デューク大学への進学が決まっている。未来は明るい。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年9月3日号「バック9」より

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