解説/小野寺誠プロ
1970年生まれ。真夏の暑さも真冬の寒さも、雨や強風もものともせず、年間250ラウンド以上コースに出る「現場主義」の指導力に定評がある。
面倒くさがらずに日傘を差そう!
最高気温30度を超えるような真夏日のゴルフは、もはや「暑い」とか「不快」という次元ではなく、「危険」な領域にある。そんな酷暑には、気合いだけでは対抗できない。いかに入念な準備で臨むかが肝心だ。
小野寺誠プロは、暑さはもちろん、汗への対策もしっかりしておくことが大事だと話す。
「暑さ対策として、直射日光を避ける日傘はもはや必需品。男性は面倒くさがる人が多いですが、体感温度を大きく下げる重要アイテムです。そして氷のうのほか、ハンディ扇風機や冷感タオルなど、体を冷やすアイテムをたくさん持ちましょう」
汗対策としてはタオルと全天候型グローブを複数枚準備すること。そして水分補給のドリンクを、用途別に多めに用意しておくことが熱中症予防に重要だ。冷たいスポーツドリンクに加え、常温の水を手元に置いておくと、口をすすいだりタオルを濡らすなどする際に便利だ。
小野寺プロの夏ゴルフグッズ
熱中症予防には体を冷やすグッズを
氷のうは体を冷やすために非常に有効でもはや夏の必携品。ハンディ扇風機は、風のない日にはありがたい。日陰で使うと効果倍増だ。濡らして使う冷感タオルや冷感スプレーなどもあるとベター。
カートから出るときは日傘が必須です
日差しがある日は日傘は必携。面倒くさがらずにカートから出る際は必ず差して歩こう。体感温度が大きく下がる。
ドリンクは6+1本。即応用の水が便利
小野寺プロは、6本入りの保冷バッグに、凍ったドリンク2本とスポーツドリンク4本を入れてスタートするほか、常温の水を1本キャディバッグにぶら下げておくという。この水が、少し口に含んですすいだり、冷感タオルを濡らすなど、いろいろと使い勝手がよくて便利だ。
グローブは全天候型を複数枚用意しよう
グローブは合皮の全天候型のほうが汗で濡れても滑りにくい。必ず複数枚用意しよう。本革がいい人はさらに枚数を多めに。
タオルは最低2枚。午前と午後で使い分け
汗拭き用のタオルは最低2枚用意し、午後用のものはビニールに入れてキープしておくと不測の事態が起こってもいい状態で使える。吸水性のいいものを選ぼう。
カラビナタオルをバッグに付けておく
小野寺プロは、大きめのカラビナ付きタオルをキャディバッグにぶら下げておき、グリップや手などをこまめに拭くようにしているという。
TEXT/鈴木康介
PHOTO/姉﨑正
THANKS/芳賀CC
※2024年8月20日・27日合併号「真夏のゴルフ攻略法」より一部抜粋