ソニー日本女子プロゴルフ選手権(かねひで喜瀬CC・9月5~8日)の2日目が行われ、26歳の大出瑞月が8アンダーでホールアウト。午前中にスタートした前半組がホールアウトした時点で、4位につけた。
大出は2バーディノーボギーの70で回り、初日の6アンダーから2つスコアを伸ばした。
「昨日より良くないわけではありませんがノーボギーのゴルフができて良かったです」
初日は7バーディを奪い、8番のパー3でボギーを叩き「ちょっとイラっとしましたが……」と集中力を切らさず、2日間でボギーはたったひとつだけ。
「いつもよりパーオンしているのかもしれません。アプローチは寄っていませんが、昨日(初日)は入ってくれました」
大出は16年にプロテストに合格し、18年に賞金ランキング41位でシードを獲得したものの、それ以降は22年と23年にメルセデス・ランキングで52位、56位が最高で、シードを得ていない。
今季もニチレイレディスの8位タイが最高で、11試合出場して4度予選落ち。32ラウンドして60台が6度、平均ストロークは72.1563。メジャーのセッティングで"ふだん以上"のラウンドができている。
今大会に臨むにあたって、「何か変わったことは?」という質問にも「何も変えていなくて、なんだろうな」とこの成績に不思議そう。
それでも、決勝ラウンドで優勝や上位に入れば、獲得ポイントが高い大会だけにメルセデス・ランキングもアップできる。
「年間で試合をしていてもこういう順位で決勝ラウンドに行くことも少ないです。1打でも少なく終われれば」と謙遜する大出だが、下剋上を目指して、明日からの決勝ラウンドに挑む。
撮影/岡沢裕行(ソニーα1/α9 Ⅲ使用)