PGAツアーの「フェデックスカップ・フォール」は15日に閉幕したプロコア選手権を皮切りに、ZOZOチャンピオンシップを含む全8試合が開催される。
画像: 平均飛距離320ヤード超というトップアマのルーク・クラントン

平均飛距離320ヤード超というトップアマのルーク・クラントン

大会でポイントを加算し来季のシード権とステータスアップを狙うツアーメンバー以外にも、多くの有望アマチュアが主催者推薦で出場する。

なかでも注目を集めているのが、アマチュア世界ランク1位のルーク・クラントン。フロリダ州立大学3年生の彼は、6月の全米オープンでツアーデビュー。ローアマのタイトルは逃したが41位タイに入り、トップレベルの実力を証明した。

しかもこの夏出場した5回のPGAツアーイベントでトップ10入りが3回、予選落ちは1試合だけ。ロケットモーゲージで10位タイに入った直後ジョンディアクラシックで2位タイに食い込み、近代ツアーでは初めて2週連続トップ10入りを果たしたアマチュア選手となった。

さらにウィンダム選手権でも単独5位に入り、知名度も急上昇。目下ユニバーシティランキングでもトップを維持しているので、来季のPGAツアーメンバー入りは濃厚。しかしジ・アメリカン・エキスプレスでアマチュア優勝してプロ転向したニコラス・ダンラップの足跡を踏襲し、フォール大会で勝ってプロ入りというシナリオも十分考えられる。

PGAツアー出場でカレッジイベントは欠席がちとなった。だがゴルフ部のコーチは、「ルークはアマチュアとして最高の夏を過ごした。彼には高い目標がありそれに向かって努力しています」と教え子を理解している。

プロコア選手権には全米オープンでローアマを獲得したニール・シプリーやグローバルアマチュアパスウェイランキングで来月欧州ツアーのツアーカードを受け取る予定のディン・ウェニー(アリゾナ州立大を1学期で中退)といった有望選手も出場。

すぐにでもトップアマからトッププロに転身する選手が出てくるかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「バック9」より

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