日本女子オープン(大利根CC・西C)が25日開幕。史上最も難しく、史上最も長いコースと選手たちが恐れる大会で、今季2勝の川﨑春花がイーブンパーでまずまずのスタート。フェードヒッター向きと言われるコースで、ドローヒッターの川﨑が実戦した右ドッグ攻略法を解説してくれた。
3番パー4のティーショットだけフェードで攻めた川﨑春花
3バーディ3ボギーのイーブンパーで初日を終えた川﨑。
「曲げてしまったところとかもありましたが、そこからうまくパーも拾えました。ボギーも打ちましたが、イーブンでまとまってくれてよかったかなと思います」と初日を振り返った。
スコアを作ったひとつが3番パー4のバーディ。414Yの距離のある右ドッグレッグで、今大会でも屈指の難ホール。ドローヒッターの川﨑がフェアウェイにヒットするのは至難のホールだ。
しかし、川﨑はこのホールだけ、ティーショットをフェードボールにチェンジして、見事に攻略した。
その方法とは?
「ボールの位置をいつもより左に寄せて、ヘッドのヒール側にボールを合わせて構え、カットに振るイメージでフェードボールを打ちました」
スタート前からこの攻め方を決めていたという川﨑。
「練習場でいつもより(ワッグルして)カットのイメージを作ってから構えて、ボールを打つ練習をしました。ラウンド後の練習ではフェードの練習はしません。3番ホールのティーショットだけフェードを打って、セカンド(2打目)からもいつものドローです。そうやって攻めていきました」
アマチュアのドローヒッターも”ここ一発フェードで攻めたい”なんてことはよくある。
川﨑が日本女子オープンの”最難ホール”で実戦する右ドッグレッグ攻略法を試してみる価値はありそうだ。