ドライバーはタイトリストのTSR2のロフト11度。元々、ドライバーのスピン量が少ないタイプで、「10度だと十分なスピン量を確保できず、スピン量を増やす狙いでこのロフトにしました。安定して2600回転前後のスピンが入ってくれるので、安心して打てています」と本人。
タイトリストのニューモデルGTも試しているが、今のところ、このドライバーに信頼を寄せている様子。FWはテーラーメイドのステルス2の3Wと7Wの2本。これはテーラーメイド契約時からの継続。
特に7Wは、「飛距離を稼ぐことができて、高い球でグリーンも狙えて、ラフからも打ちやすいです」とお気に入りで、使用頻度も高い一本。シャフトはドライバーから7WまでベンタスTRブルーで統一している。
アイアンは5Iから9IがテーラーメイドP760。取材時(フジサンケイクラシック練習日)、4IはP760とタイトリストのT200の2本を入れ、「T200はテスト中です」と話していたが、この大会から正式にバッグに入った。ロングアイアンが得意な金子にとって、高弾道が打ちやすいこの4Iは新たな武器になるはず。ウェッジは46度、52度、56度、60度の4本態勢で、すべてボーケイSM9。
46・52・56度の3本はアイアンと同じモーダス³ PROTOTYPEのシャフトだが、60度だけはダイナミックゴールドEXのツアーイシューを入れる。「もともと全部DG(ダイナミックゴールド)系でしたが、アイアンをモーダスにスイッチした流れで、ウェッジもモーダスに替えました。ただし、60度だけはこれまでの感覚を変えたくなかったので〝DGのまま〟なんです」
パターはオデッセイの中尺アームロックモデルを使うが、ブライソン・デシャンボーのようなアームロックスタイルではなく、グリップラバーの中間部分をクロスハンドで握ってストロークしている。
現在、平均パット1.7355の9位、バーディ率は4.481の4位タイとパットの工夫がスタッツにも表れている。現時点の賞金ランクは12位。PGAツアー参戦中の久常涼と同じ年で、「大きな刺激になっています」。まずは初優勝が目標だ。
1W/TSR2(11度)・ベンタスTRブルー(6-X)
3W /ステルス2(15度)・ベンタスTRブルー(7-X)
7W/ステルス2(21度)・ベンタスTRブルー(9‐X)
4I/T200(21度)・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
5I~9I/テーラーメイドP760・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
GW~SW/ボーケイSM9(46・52・56度)・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
LW/ボーケイSM9(60度)・DG EXツアーイシュー(S200)
PT/オデッセイ Ai-ONE CRUISER #7 AEM LOCK(5.5度)
BALL/プロV1
※スペックは編集部調べ ※スペックとスタッツは9月30日時点のもの ※飛距離はキャリー目安
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月15日号より(PHOTO/Yasuo Masuda、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki)