初シードの今季、ここまで出場した15試合をすべて予選通過、6月のJAPAN PLAYERS選手権 by サトウ食品、9月のANAオープンで2位に入っている。クラブはテーラーメイド契約だったが、今季から契約フリー。金子駆大(22歳)のセッティング。
画像: かねこ・こうた/2002年9月生まれ。愛知県、ルネサンス豊田高校出身。2020年のプロテストで一発合格。昨年、日本オープンで3位タイに入り初シード。今季はこれまでトップ10内が5回、来季シードもすでに当確

かねこ・こうた/2002年9月生まれ。愛知県、ルネサンス豊田高校出身。2020年のプロテストで一発合格。昨年、日本オープンで3位タイに入り初シード。今季はこれまでトップ10内が5回、来季シードもすでに当確

ドライバーはタイトリストのTSR2のロフト11度。元々、ドライバーのスピン量が少ないタイプで、「10度だと十分なスピン量を確保できず、スピン量を増やす狙いでこのロフトにしました。安定して2600回転前後のスピンが入ってくれるので、安心して打てています」と本人。

画像: TSR2とベンタスTRブルーの組み合わせ。適正スピン量を求めてロフトは11度。シャフトはベンタスTRブルーの6X。長さは45.5インチ。今季の平均飛距離は282.17ヤード(68位)、フェアウェイキープ率は59.687%(29位)

TSR2とベンタスTRブルーの組み合わせ。適正スピン量を求めてロフトは11度。シャフトはベンタスTRブルーの6X。長さは45.5インチ。今季の平均飛距離は282.17ヤード(68位)、フェアウェイキープ率は59.687%(29位)

タイトリストのニューモデルGTも試しているが、今のところ、このドライバーに信頼を寄せている様子。FWはテーラーメイドのステルス2の3Wと7Wの2本。これはテーラーメイド契約時からの継続。

画像: 3Wがキャリー255 ヤード、7W が235 ヤード。シャフトはいずれもベンタスTRブルー、フレックスは3Wが7X、7Wが9X

3Wがキャリー255 ヤード、7W が235 ヤード。シャフトはいずれもベンタスTRブルー、フレックスは3Wが7X、7Wが9X

特に7Wは、「飛距離を稼ぐことができて、高い球でグリーンも狙えて、ラフからも打ちやすいです」とお気に入りで、使用頻度も高い一本。シャフトはドライバーから7WまでベンタスTRブルーで統一している。

画像: 4IはT200。「飛距離も少しアップしましたが、球の高さがとても出しやすくてグリーンを狙いやすいです」とはT200の感想。フジサンケイクラシックからセッティングのレギュラーになった

4IはT200。「飛距離も少しアップしましたが、球の高さがとても出しやすくてグリーンを狙いやすいです」とはT200の感想。フジサンケイクラシックからセッティングのレギュラーになった

アイアンは5Iから9IがテーラーメイドP760。取材時(フジサンケイクラシック練習日)、4IはP760とタイトリストのT200の2本を入れ、「T200はテスト中です」と話していたが、この大会から正式にバッグに入った。ロングアイアンが得意な金子にとって、高弾道が打ちやすいこの4Iは新たな武器になるはず。ウェッジは46度、52度、56度、60度の4本態勢で、すべてボーケイSM9。

画像: ボーケイSM9、46・52・56・60度。46度と52度はフルショット型のFグラインドソール。56度は金子のシャロー軌道に合ったMグラインド。60度はフェースを開きやすいローバウンスのTグラインドで、グリーン周りはたいてい60度。この60度のみダイナミックゴールド

ボーケイSM9、46・52・56・60度。46度と52度はフルショット型のFグラインドソール。56度は金子のシャロー軌道に合ったMグラインド。60度はフェースを開きやすいローバウンスのTグラインドで、グリーン周りはたいてい60度。この60度のみダイナミックゴールド

46・52・56度の3本はアイアンと同じモーダス³ PROTOTYPEのシャフトだが、60度だけはダイナミックゴールドEXのツアーイシューを入れる。「もともと全部DG(ダイナミックゴールド)系でしたが、アイアンをモーダスにスイッチした流れで、ウェッジもモーダスに替えました。ただし、60度だけはこれまでの感覚を変えたくなかったので〝DGのまま〟なんです」

画像: 39インチのアームロック用パター、オデッセイAi‐ONE CRUISER #7 ARM LOCK。「ここ3年ほど、アームロック式のパターをクロスハンドでパットしています」(本人)

39インチのアームロック用パター、オデッセイAi‐ONE CRUISER #7 ARM LOCK。「ここ3年ほど、アームロック式のパターをクロスハンドでパットしています」(本人)

パターはオデッセイの中尺アームロックモデルを使うが、ブライソン・デシャンボーのようなアームロックスタイルではなく、グリップラバーの中間部分をクロスハンドで握ってストロークしている。

現在、平均パット1.7355の9位、バーディ率は4.481の4位タイとパットの工夫がスタッツにも表れている。現時点の賞金ランクは12位。PGAツアー参戦中の久常涼と同じ年で、「大きな刺激になっています」。まずは初優勝が目標だ。

1W/TSR2(11度)・ベンタスTRブルー(6-X)
3W /ステルス2(15度)・ベンタスTRブルー(7-X)
7W/ステルス2(21度)・ベンタスTRブルー(9‐X)
4I/T200(21度)・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
5I~9I/テーラーメイドP760・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
GW~SW/ボーケイSM9(46・52・56度)・N.S.プロ モーダス³ PROTOTYPE(X)
LW/ボーケイSM9(60度)・DG EXツアーイシュー(S200)
PT/オデッセイ Ai-ONE CRUISER #7 AEM LOCK(5.5度)
BALL/プロV1
※スペックは編集部調べ ※スペックとスタッツは9月30日時点のもの ※飛距離はキャリー目安
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月15日号より(PHOTO/Yasuo Masuda、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki)

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