15回目を迎えるアジアパシフィックアマチュア選手権が今日(10月3日)から太平洋クラブ御殿場コース(18H・7217Y・P70)で開催される。前日の10月2日に24年度のJGAナショナルチームで、今大会に出場する松井琳空海、佐藤快斗、本大志の3人が公式会見に臨み、今大会の意気込みを語った。
画像: 公式会見に臨む左から本大志(アリゾナ大)、佐藤快斗(東北福祉大)、松井琳空海(四国学院大学香川西高)

公式会見に臨む左から本大志(アリゾナ大)、佐藤快斗(東北福祉大)、松井琳空海(四国学院大学香川西高)

3年連続3回目の出場松井琳空海(まつい・りうら)

優勝すればマスターズ、全英オープンに行ける大会に出場できることは、普通ではできない経験。今回で3回目の出場となりますが、はじめて出場したときに、2日目を終えて上位(8位タイ)でしたけど、3日目、4日目と伸ばせなくて(ともに72のパープレー)、また昨年も12位で終わってしまい、悔しい思いをしたので今回は苦手なコースですが自分を信じて頑張りたいです。

画像: 今大会の日本人のなかでは最多の3回目の出場となる松井(撮影/小林司)

今大会の日本人のなかでは最多の3回目の出場となる松井(撮影/小林司)

苦手というのは、太平洋クラブ御殿場コースは昨年の三井住友VISA太平洋マスターズ出場時に感じた狭さと長さ(松井は17オーバーで予選落ち)。それでもこの苦手意識を吹っ飛ばすくらい、いいプレーをしたいと思います。

キーホールは6番。練習ラウンドの2日間でティーイングエリアが違いましたが、狭いですし、真っすぐ行ったと思ったら左ラフにつかまることが多く、すごく長いところに入ってしまうとグリーン手前に池があるので、セカンドを打つときにすごく嫌な印象を持っています。このホールに関して、「僕はボギーでいいな」って思ったぐらいです。

個人的には海外のコースが好きなんですけど、日本開催ということで、有利だと思います。日本開催で優勝できれば、一躍有名になれると思うので、頑張ります!

2年連続2回目の出場佐藤快斗(さとう・かいと)

この大会はアジアの地域の人たちのトッププレーヤーが集まる大会。優勝するとマスターズや全英オープンに行けるという試合でもあるので、出場するプレーヤー全員がその夢を叶えたいという雰囲気がすごく伝わってきて、緊張感のあるフィールドです。

画像: 受け答え能力が高く、ゴルフIQの高さを伺える佐藤(撮影/小林司)

受け答え能力が高く、ゴルフIQの高さを伺える佐藤(撮影/小林司)

太平洋クラブ御殿場コースはすごくグリーンが難しくて、自分の狙ったところに打つだけでなく、完璧なタッチでないと入らないという印象があります。パッティングをすごく意識して、プレーできればと思います。

昨年のアジアパシフィックアマでは、全然優勝争いに絡むことができず、4日間通して悔しい思いをしたので、今年は日本開催ということもあり、他の選手と比べて自分たちには時差がないので、体調面も良い状態で挑めるので、しっかり4日間、いいプレーをして優勝争い絡み、最後に優勝できるように頑張りたいです。

注目ホールは17番。すごく難しいと思っていて、パー3なんですが、距離があってグリーン手前にはバンカーがある。このホールを何とかパー、もしくはバーディが取れれば、おのずと順位も上がるんじゃないかなと思います。

生まれ育った国でこのような大きな大会で優勝するということはとても価値があると思います。応援してくださっている方々も見に来てくれると思うので、その中で日頃の感謝を伝えられたらいいなと思います。

初出場本大志(もと・たいし)

前回の日本開催で優勝したのが松山英樹さん。優勝したら自分の人生が変わる大会というか、すごく大きなイベントだと思ってます。

画像: 芯の強さがあり、メンタル面での成長が垣間見える本(撮影/小林司)

芯の強さがあり、メンタル面での成長が垣間見える本(撮影/小林司)

2年前にVISA太平洋マスターズに出場したときの印象は、グリーンがすごく速いこと。ただ、今週は練習ラウンドをしていて、そのときと比べるとあまり速くない。それでも太平洋クラブ御殿場コースはグリーンが硬くて、すごく難しい印象があります。

練習ラウンドでもっとも意識して回ったのは18番。2オンできるチャンスホールではあるんですが、かつてジャンボ(尾崎)さんが右にOBしたりとか、というのをご本人からお聞きしていて。チャンスホールだけどグリーン周りに池やバンカーがあるので気をつけたいと思っています。また、この会場でDPワールドツアーを勝った桂川(有人)さんと2週間くらい前にお会いしてコースの印象(攻め方)などを聞いているので、それをうまく活用したいです。

今年日本でやるのが日本アマに次いで2試合目。ずっと海外で大会に出ていたので、近くで応援してくれる人がいなかったんです。久しぶりに周りから応援されて試合に挑めるかんかくなので、それをしっかり力に変えて頑張ります。日本開催は日本人にとってすごくチャンス。今大会に出場できなかった人たちのぶんも頑張って、優勝を目指します。

練習日は主催者側が定めた3人1組でのラウンドで、基本的には国・地域ごと。JGAナショナルチームのガレス・ジョーンズヘッドコーチが数ホールごとに付いて回り、コースマネジメントやトラブル時の対処法などを教えてきた。

彼らをはじめ、日本人選手の活躍が期待される今大会。今日から6日(日)まで開催! 入場無料とのことなので、将来のメジャーチャンプを青田買いできるチャンス。お時間がある方はぜひ、太平洋クラブ御殿場コースまで。

アジアパシフィックアマチュア選手権の事前情報はこちらから

アジアアマ優勝で世界が開けた松山英樹

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