2024年10月15日神奈川県横浜CCにて、アダム・スコットによるセミナーとトークショーが行われた。「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ 2024」に出場した2名の学生を含む、関東在住のトップジュニア19名が参加した。

「44歳になっても夢を追い続ける気持ちを忘れない」

このセミナーは、ユニクロが行う「ユニクロ ネクスト ジェネレーション デベロップメント プログラム」の一環で、「フューチャー ゴルファーズ セミナー2024 with アダム・スコット」と名付けられている。アダムの「プロゴルファーを目指す日本のアマチュア選手に自身の経験を伝えたい」という思いがベースにあり、日本での開催は今年で7回目。

「JGAがここ10年くらい頑張っている若手育成がいまは効果が現れているんじゃないかと思うし、ユニクロとJGAがタッグを組んだこのイベントは、若手の成長にも繋がる素晴らしいイベントだと思う」と、嬉しそうに話した。

画像: ウェッジショットからドライバーショットまでをジュニアの前で披露した

ウェッジショットからドライバーショットまでをジュニアの前で披露した

まず始めにコースでウォームアップの仕方やバンカーショットの技を披露。「スティンガーを打って!」や「ローフェードが見たい!」などジュニアからのリクエストに笑顔で応じ、それを見たジュニアから拍手が送られる場面も。その後西12番ホールでは、148ヤードのパー3でニアピン対決を開催。緊張した面持ちのジュニア3名との対決で、アダムはピンまで1m60cmに寄せるというスーパーショットを見せつけた。

画像: 「緊張したけど上手くいった、そういう経験はためになるし、自身を持っていろんなことにチャレンジしてほしい」とエールを送った

「緊張したけど上手くいった、そういう経験はためになるし、自身を持っていろんなことにチャレンジしてほしい」とエールを送った

クラブハウス内で行われたトークセッションでは、自身がジュニアだった頃を振り返り「19歳までコーチをしてくれた父を始め、ぼくがプロを目指すことに協力的だった家族や、キャリアの中で出会ったコーチやトレーナー、いろんな人にサポートしてもらったお陰で今がある。当時は何をすればいいかよく分からなかったり、時には怠けてしまうこともあったけど、練習しなさいと発破をかけてくれる両親もいたし、小さい頃からプロゴルファーになりたいというモチベーションがあったからよく練習したし、トレーニングもしたし、よく寝たし、こうやってプロになれたことはラッキーだと思う。練習練習練習練習……ではなくて、メンタルも体も休めることが大事」と参加者たちにアドバイス。

画像: 19名のトップジュニアゴルファーが参加した

19名のトップジュニアゴルファーが参加した

トッププロを目の前に緊張したジュニアたちに「ぼくも昔はプロに会うと緊張して声掛けはできなかった」と共感し、「日本のジュニアは文化的に控えめでシャイだけど、もっと自信を持ってもらいたいし、ぼくが勇気づけられるようなことをしたいと思う」と心を寄せていた。

画像: 参加したジュニアに、直筆サイン入りのウェアをプレゼント!

参加したジュニアに、直筆サイン入りのウェアをプレゼント!

「今やるべきことをきちんとやっていけば次が見えてくるし、44歳の今も常に夢を追いかけている。シェフラーやザンダー、マキロイと勝負するのは大変だけど、またメジャーで優勝したいという夢があるし、来季は勝って、1年を振り返ったときに“いい1年だった”と満足できる年にしたい」。今年はBMW選手権とジェネシス・スコットランド・オープンで2位、ツアー選手権で4位とキャリア24年目の44歳でも最前線で活躍を続けるアダム。そんな彼の思いや技術を目の当たりにしたジュニアたちがプロとなって活躍するときも近そうだ。

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