ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はスズキ スウィフト!

無駄をそぎ落とした新型スイフト!

ゴルフとは…… 小沢が言うまでもないですが、自分自身とのストイックな闘いです。いかに己の技量、メンタルタフネスを見極め、飛ばしたい、乗せたいなどの“たい欲”をコントロールして能力を
最大限に引き出せるか。

そんなふうに、ゴルフに真っすぐガンコに向き合う和風なアナタにオススメなのが新型スズキ・スイフト。一見、普通のコンパクトハッチバックですが、無駄や派手さを嫌い、スズキ独自の“小・少・軽・短・美”=「小さく」「少なく」「軽く」「短く」「美しく」という理念を見事に反映したモデルになっています。

画像: 派手さも過剰さも要らないのです!

派手さも過剰さも要らないのです!

まずはサイズ感。スイフトはトヨタヤリス、ホンダフィット、日産ノートなどと争う人気コンパクトですが、実は最も小さく効率的。ほとんどの競合は全長4m前後なのに、あのヤリスよりも短い3.8m台をキープ。旧型からもあまり大きくなっていません。それでいてエクステリアを見るとライトが四隅に配され、ヤリスより大きく見えるくらいです。リアシートもヤリスより微妙に広めで、乗り降りもしやすく、快適にできています。

さらに驚くのはイマドキ珍しい、ノーストロングハイブリッド戦略。競合では当たり前のハイパワーでお金がかかる本格ハイブリッドを作らず、簡易的なマイルドハイブリッドで勝負するのです。

その代わりこの電動化の時代にもかかわらず、高効率で高圧縮比の1.2リッター直3エンジンを新開発。これにマイルドハイブリッドを組み合わせ、モード燃費リッター25km台を記録してくるのです。同時に面白いのがエンジン性能で、ピークパワー&トルクは82ps&108Nmで旧型比9ps&10Nm
ダウン。しかし独自の軽量ボディとしなやかなサスペンションを組み合わせ、スポーツカー顔負けの走る楽しさを提供してくれるのです。

肝心のゴルフドライブ性能ですが、さすがに265Lのラゲッジ容量は小さく、そのままではキャディバッグは1本も入りませんが、リアシートを倒せば3本は楽勝。大人3人でゴルフを楽しむことができるのです。

派手さはありませんが効率を高め、無駄をそぎ落とし、ライバルよりも良いパフォーマンスをより安く提供する。まさしく、アマチュアゴルファーが目指すべき、いぶし銀たる武骨でストイックなゴルフカーなのです。

撮影車種/スズキ スイフト HYBRID MZ
全長×全幅×全高/3860×1695×1500mm
メーカー希望小売価格/172万7000円~

撮影/三木崇徳 
撮影協力/加茂ゴルフ倶楽部

※2024年10月29日号「小沢コージの只今コージ中」より

スイフトの荷室にキャディバッグは何本積める?

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