
惜しくも優勝を逃したマックス・グレイサーマン(撮影/岡沢裕行)
優勝を逃したグッドルーザー
小島が1週間完全密着したグレイサーマンは惜しくも2位タイに終わり、またしても初優勝はお預けという形となった。パッティングのうまさは秀逸で、14番ホール終了時は一時単独トップに立つなど、あと一歩で優勝に手が届きそうだった。
敗因として小島は「16番ショートのティーショットで少し右に逃げたように見えました。練習ラウンドから左に巻いてしまうミスを防ぐようなアクションを繰り返していたので、ほんの少し今週は球がつかまっていたのかもしれない。それを警戒して16~18番とティーショットが右に外れ、結果的にエチェバリアに1打差で敗れてしまった」と話した。
ホールアウト後にグレイサーマンは笑顔で「必ず来年も日本に帰ってくる、多分違うコースになると思うけどね」と語ってくれた。来年はもう一回り強くなったマックス・グレイサーマンに再開できるのが楽しみで仕方がない。
マックス・グレイサーマンのスウィング解析 !
小島慶太の注目ポイントは「下半身の動き」 !

黄色枠の「ZOZOTOWN」の文字が隠れる程右側にシフトしていることがわかる
テークバックの時に下半身がぐっと動き出してから上体が動き出してくる。切り返しからも下半身が動いてから上体に連動していく。リズムよく連動してくることがものすごく完成度が高いと感じました。
スウィング中に前腕の間隔を変えず、切り返しからサイドベントを行い、利き目の右目が低い状態を保ちながらスウィングすることで、クラブ、特にフェースの動きをコントロールしているように見えました。

切り返しからサイドベントを入れ、利き目が低い状態でスウィングする姿勢を作っている(撮影/有原裕晶)
素振りやラウンド中、大袈裟にこの動きを確認する様子が見受けられました。
「ウェイトシフトをするが、側屈をして右に落とすことで、入射角を緩やかに、一定のリズムで振る事が出来るからここまで成績を伸ばせていると思います。リズムが変わらないことはもちろんのこと、体とクラブの連動が上手な彼ならではのスウィングだと思います」と小島は語った。
今年で「ZOZOチャンピオンシップ」は終わりを迎えるが、来年もPGAツアーが日本で行われることを期待したい。