大谷翔平が所属するLAドジャース対NYメッツ戦の入場料は、通常のシーズン中であれば156ドル~と比較的良心的。しかしメジャーリーグ優勝をかけたワールドシリーズとなれば話は別。一気に高額となり、2次流通市場では700万円超えの座席まで……。

こんな話を書くのも、来年のライダーカップのチケット価格がちょっとした論議を呼んでいるからだ。火曜、水曜の練習日で255.27ドル、木曜の練習日はジュニアライダーカップやオープニングセレモニーが開催されることから423.64ドル。

そして本戦の3日間は1日749.51ドル(約11万円)となっている。ちなみに四大メジャー大会の第1~第4ラウンドの単日チケット価格は、マスターズが約140ドル、全米オープンが150~200ドル、全米プロが219ドル、全英オープンが100ポンド(約130ドル/2万円)といったところ。

また、昨年のイタリアで開催されたライダーカップでも最終日のチケット代は260ユーロ(約280ドル)だった。つまり来年のライダーカップのチケットは、練習日ですらこれまでのメジャー大会のチケット料金を上回るのだ。

画像: 現在のPGAライダーカップ・ポイントTOP3 左からザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、ブライソン・デシャンボー

現在のPGAライダーカップ・ポイントTOP3 左からザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、ブライソン・デシャンボー

開催されるのはニューヨークのベスページ・ブラックC。今回の大リーグのシリーズはニューヨークやロサンゼルスといった大都会で開催されることからチケットも高額になると言われるが、「ライダーカップはやりすぎ」というのが大方の意見。

しかも、ライダーカップでは選手に賞金やボーナスが出ない(その代わり20万ドルが選手の名前で寄付される)。PGA・オブ・アメリカとしては、4年に一度のアメリカ開催とあって、最大限に収入を増やしたいというのは理解できないこともない。

しかしアメリカで開催される年には、テレビの放映権料によって、同団体の収入が1億ドル近く増えるという話もある。約750ドルのチケット、これで本当に売れるのだろうか?

※週刊ゴルフダイジェスト11月12日号「バックナイン」より

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