先のマレーシアで開催された米女子ツアー「メイバンク選手権」の第3ラウンド、クアラルンプールG&CCの4番パー3で3つのエースが記録されたのだ。
このホール、前日の第2ラウンドから32ヤード縮められて96ヤードでプレーされたとはいえ、76名が回って3つのエースだから、約25回に1回ホールインワンが出たということになる。
最初にエースを出したのがE・K・ペダーセン(28)。「公式競技では3度目になりました」というホールインワンは「私にとって55度のウェッジでピッタリの距離。入るところは見えませんでしたが、グリーン周りのギャラリーの反応で、入ったのがわかった」とか。
2度目はG・ギルマン(27)。テレビ放送で「このホールでエースが出ているが、2度目もあるかも」と予測されたときに打ったボールが、2度バウンドしてそのまたカップイン。「グリーン面が高くなっているので、実質の距離は101ヤードと判断しました。私のギャップウェッジがフルショットで105ヤードなので、ちょっと弱めに打った」と言うが、予測が当たった放送席は大騒ぎ。
そして3度目は米女子ツアー9勝のA・ノードクイスト(37)。エースを出したにもかかわらずこの日75を叩き、結局70位タイに終わった彼女は、CMEグループが1つのエースに対して2万ドルを病院に寄付する約束をしていることから、「お金が良いことに使われることに私が貢献できて、自分のエースを嬉しく思っています」。
そういえば今季、ABEMAツアーのエリートグリップチャレンジでツアー史上最短という92ヤードパー3が設定され(17番)、佐藤圭介がエースを達成している。100ヤード前後であれば、プロは精密に打てるということか……。
※週刊ゴルフダイジェスト11月19日号「バックナイン」より一部抜粋