ボールは消耗品。ツアーボールがトータルパフォーマンスに優れていると分かっていても、池ポチャ、ロストですぐ消えていくボールに1ダース7000円も払えない。安くていいボールはないものか……。2024年11月19日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、量販店で売られているボールを買って打ち比べ、コスパに優れたボールを探している。「みんゴル」でもその一部を紹介しよう。

コアが軟らかいボールはHSが遅いほうが飛ぶ!

ヘッドスピード46m/s前後で打ち比べてもらったが、想像していた“ディスタンス系”の打感と違うものもあったと西田プロ。
「最初は弾き感が強く、高反発なものがほとんどかなと思っていましたが、全体的に打感が軟らかいものが多かった。キャロウェイなんかは『ホントに飛び系?』と思うほど、もっちりした打感でした。でもコアが軟らかいボールはヘッドスピードが速いと潰れすぎて飛ばない。逆に言えば、ヘッドスピードが遅くてもコアを潰せるので飛距離は伸びると思います」(西田)

そこでヘッドスピード41m/s前後で打ちなおしてもらうと、順位を大きく下げたり、逆に順位を大きく上げたボールが出てきた。
「『ソフトディスタンス』や『エクストラディスタンス』は幅広いヘッドスピードに対応していて、ヘッドスピードが遅くても速くても飛ばせてすごくバランスがいいと思いました。『ベロシティ』は硬めなので、ヘッドスピードがある程度あったほうが飛ばせ、『ソフト』系はコアが軟らかいので、ヘッドスピードが遅めのほうが、飛距離性能を生かし切れるでしょう。

それぞれのボールでターゲットやコンセプトがはっきりしていて、ツアーボールより尖っているというか、あえてターゲットを狭くすることで、合う人はものすごい恩恵を受けられる。もし自分に合ったボールが見つかれば、ビックリするくらい飛距離を伸ばせるボールもあると思います」(西田)

画像: HS46m/sで試打したときの飛距離ランキング1~10位(HS41m/sは表のいちばん右に記載)

HS46m/sで試打したときの飛距離ランキング1~10位(HS41m/sは表のいちばん右に記載)

画像: HS46m/sで試打したときの飛距離ランキング11~22位(HS41m/sは表のいちばん右に記載)

HS46m/sで試打したときの飛距離ランキング11~22位(HS41m/sは表のいちばん右に記載)

画像: 遅いヘッドスピードの方が飛ぶボールも

遅いヘッドスピードの方が飛ぶボールも

キャロウェイのスーパー ソフトマックスはヘッドスピード41m/sだとかなり飛ぶ

「スーパーソフトマックス」はヘッドスピード46だと18位だが、41だと3位にジャンプアップするなど、HSによって順位に差ができる結果に。

「廉価版のボールも、ちゃんとターゲットを絞ってしっかり作っているんだと思いました。それぞれのボールに個性があって、ターゲットがはっきりしています」(西田)

===
7番アイアン、52度での試打結果は2024年11月19日号の「週刊ゴルフダイジェスト」とMyゴルフダイジェストにて掲載中!

PHOTO/Tomoya Nomura、Akira Kato

※週刊ゴルフダイジェスト2024年11月19日号「飛ぶだけじゃない 上がる、止まる……コスパ最強ボールを探せ!」より一部抜粋

関連記事はこちらから

This article is a sponsored article by
''.