タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第53回はいつもとは違った趣向で作られたマイガールを紹介。
硬派な仕上がりのマイガール
写真は、クラシックⅠ発売20周年を記念し、世界20本限定で作られたマイガールである。
クラシックⅠXX マイガール
現在発売中のスーパーセレクトシリーズと同じ、デュアルミルドフェースとアイビームデザインのプラミングネックが採用されたマイガール。クラシックIは、初期のスコッティキャメロンを代表するモデルで、ニューポートや 009の原型と言われている。
クラシックⅠは、1993年にベルンハルト・ランガーが使用してマスターズを制し、スコッティキャメロンの名を世界に知らしめたモデル。マイガールは、2002年から年に一度、本数限定で発売されているレディスモデルのシリーズである。
見ると、バックフェースのキャビティ部分にはクラシックⅠが発売された年と、このパターが発売された年、20周年を意味するXX(20)の文字が刻まれ、記念モデルとしての演出がなされている。
マイガールは、デザイナーであるキャメロン氏の2人の娘や奥様に贈るパター、というコンセプトで作られている。それだけに、デザインやカラーリングにおいて可愛らしさを演出しているものが多いのだが、それらに比べると、このパターはやや硬派な仕上がりと言えるだろうか。
ゴルフと向き合い、一打の重みを知る。そんな硬派な女性に似合いそうな一本である。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
※「週刊ゴルフダイジェスト」2024年12月3日号「キャメロンマニア宣言」より