タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第54回は立体的なスコッティドッグが特徴的なGSS 009マスタフルを紹介。
ブロンズとクロマチックブルーのコントラストが美しい1本
金色がかったクロマチックブロンズのヘッドに、クロマチックブルーのプラミングネックが溶接で装着された、GSSの009マスタフルである。
GSS 009M
GSS(ジャーマンステンレススチール)のヘッドに、カーボンスチールのネックが溶接で装着された009マスタフル。ネックのクロマチックブルーは、カーボンスチールだからこそ表現できる色なのだという。
トップラインのサイトドットも、ネック同様、溶接で取り付けられており、こちらもクロマチックブルー。
この色の組み合わせは、スコッティキャメロンのスペシャルパターにしばしば見られるが、それはまるで装飾品のような美しい仕上がりである。
注目は、なんといっても、バックフェースのキャビティ部分にデザインされた3体のスコッティドッグであろう。
スコッティドッグは、キャメロン氏が幼少時に愛用していた抱き枕にヒントを得てデザインされたキャラクターである。それがスタンプとして刻印されたモデルは多くあるが、このパターでは立体的なパーツで表現されていて、それがいかにも可愛らしい。
また、フェースのヒール部分には、3ポイントクラウン(王冠を模したスタンプ)を冠したスコッティドッグも刻印されている。こちらは特別なパターに刻まれたことを喜んでいるのであろうか。何やら誇らしげな顔をしているように見える。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
※「週刊ゴルフダイジェスト」2024年12月10日号「キャメロンマニア宣言」より