
東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ
後藤「コスパ面については抜けてました。すみません」
記事タイトル:
「やっぱりスチール」はもう固定観念!? 一度は試したい、アイアン用カーボンシャフトの話【100切り】
ピックアップしたコメント:
『カーボン入れたいけどリシャフトやカスタム限定だし、何より高い・・。
貧乏人の自分にはスチールしか買えない。
90g台や100g台のカーボン使ってる人見ると羨ましいです。』
後藤:元記事の内容はタイトル通りで「アイアン用カーボンシャフトの進化は著しくて、一昔前の頼りないイメージとはもう違い、重く硬いカーボンシャフトもある。『やっぱりスチールでしょ』みたいな固定観念にとらわれず、一度試打してみてほしい」という話でした。
いや~、コメント欄も賛否両論で盛り上がってましたね。そしてピックアップしたコメントは読んだときに「たしかに!」と思ったのでよく覚えています。ほかにもカーボンシャフトのコスト面に関するコメントはいくつかありました。
「次アイアンセットを買うときに選択肢の中にカーボンを入れてね」というニュアンスで話しましたが、うわ、たしかにコスパに関してはあまり考えてなかったなって。すみません! クラブ関連の記事に限らず、かかるコストについては忘れないようにしようと思いました。
市販のアイアンセットの純正カーボンシャフトなら値段はスチールと大きく離れないとはいえ、それでもセットで5本買ったらそれなりに変わります。今使っているアイアンをリシャフトとなると、もっとコストは高くなるでしょう。
そして100切りを目指す方たちがどの程度シャフトにコストをかけられるかって、確かに意見が結構分かれそうですよね。
ただ、結局のところコストとパフォーマンスの兼ね合いなので「スチールとの差額でどれだけ変わるか」は結局試してみないとわかりません。なので選択肢に入れておいてほしいですね。重量だけの話で言うなら、シャフトの挙動はカーボンと少し変わりますが、軽いスチールという選択肢も出ていますし。「コスト的に軽いスチールのほうが」となるなら、それでもいいと思います。それこそコスパを考えてカーボンにするメリットがなくなりますから。
もちろん、試打したうえでしっかりとしたスチールシャフトのほうが合っているんだったら全然いいんです。固定観念でそもそも選択肢にも入っていないことがもったいないよという話です。
ピックアップしたコメント:
『では
トップ選手がスチールシャフトばかりを使っているのは何故でしょうか?
デメリットがスチールよりもあるからだと
思いますけど
私は安定性が
スチールより
かけるからのような気はします』
後藤:もうひとつ、同じ記事にあったこちらのコメントにも触れておきます。答えは同コメントの返信欄にもあるように『重いシャフトを振るパワーがある』がほぼ正解なんです。
だからシニアツアーを見るとカーボンシャフトを使っているプロ、結構多いですよ。プロでもパワーが落ちてきたらカーボンシャフトに替えるわけです。
もちろん重くても振れるパワーがあるならスチールでも全然問題ないです。でも仮に、バチバチにトレーニングしてツアーに臨む60歳のシニアプロと、何もトレーニングしていない30代サラリーマンの一般アマチュア、どちらがパワーありますか? って言ったらシニアプロに軍配が上がると思いますよ。
そんなシニアプロでもスチールよりカーボンを採用する方が出てくるわけなので、アマチュアの方だって、カーボンを選択肢に入れておいたほうがいいんです。
『43センチオーバーのタッチが一番入りやすいって結論がもう出てますよ。』
記事タイトル:
パットのタッチはジャスト? オーバー? 100切りを目指すゴルファーはどちらにするべきなのか【100切り】
ピックアップしたコメント:
『43センチオーバーのタッチが一番入りやすいって結論がもう出てますよ。』
後藤:元記事の内容をざっくり説明すると「100切りを目指すゴルファーはまずジャストタッチを目指そう。オーバーに打つこと自体は間違いではないが、狙ったところにオーバーで打てるならジャストタッチでも打てなきゃおかしいですよね」という話でした。
ピックアップしたコメントは、要約すると『カップを広く使うためにもジャストタッチが良い』というコメントがあって、それに対しての返信です。
おっしゃる通りで、43センチオーバーのタッチが理論値的にもっともカップインしやすい強さだというのは、おっしゃる通りです。
しかし元記事でも言ったように、100切りを目指すゴルファーはパットの距離感やタッチが確立できていない場合が多いんです。だから43センチオーバーを打とうとしても、60センチオーバーの強さになったり、もっとひどくなることだってあります。
最初からオーバーに狙って強く打とうとすると、ブレて手痛いミスにつながりかねません。オーバーで打てるということは、カップより奥の地点を狙って打てるということですから、ジャストタッチだってもちろん打てるはずですよね。だからジャストタッチがまず打てるようになってから。オーバーに打つのはその次のステップなんです。
協力/広尾ゴルフインパクト