「80台を出す」ために何を“すべき”で、何を“してはいけない”のかを「週刊ゴルフダイジェスト」2月11日号ではプロに聞いている。「みんゴル」では2回に分けてご紹介。【2回中1回目】
画像: 80台を出すための最短ルートは「距離の短いホールで3つパーを取る」! 【80台を出すためにやるべきこと&やってはいけないこと①】

●解説/西村至央プロ
アマチュアからツアープロまで幅広いニーズに応えるプロコーチ。ミライズアカデミー代表

ゴルフを始めて、最初の大きな壁である100切りを達成。そんなゴルフが面白くなってきた人に待ち受けているのが“80台”の壁だ。この壁に打ちひしがれ、なかなか90切りができずに、スコアの停滞期に入ってしまっているゴルファーも多いことだろう。

今回はそんなゴルファーが80台を出すためには何を“するべき”で何を“してはいけないのか”を西村至央プロに解説してもらった。

80台を目指すならハーフ「42」を狙う

「80台を目指すゴルファーが陥りやすい考えとして、80台後半をターゲットにしていることが多いです。これでは80台を出すことをは難しいです。ゴルフは“ミスのスポーツ”と言われますが、大き
なトラブルホールを一つでも作ってしまったら、それだけでもう90台になってしまいます。なので、80台前半を目指すことが大切です。これならたとえ1ホールで叩いてしまっても80台に収めることができるからです」

さらに、80台前半を出すための考え方を教えてくれた。

「80台を目指すのであれば『84』を目標にしましょう。ハーフでは『42』ということになります。全ホールボギーだと45ですからハーフでパーを3つ取ることが目標となります。では、どうやってパーを3つ取るのか。戦略としては、短いパー3、短いパー4、短いパー5が狙い目です。ゴルファーによって、飛距離の差はあるでしょうが、プロでもアマチュアでも短いホールのパーセーブ率が高いのは変わりないです」

画像: 短いホールはパーセーブしよう

短いホールはパーセーブしよう

短いホールで、パーを3つ取る。これが80台を出す戦略だが、その前提にあるのが残りのホールをボギーで上がること。そのためにはどうすればいいのか。

「80台が出ないゴルファーのスコアを落とす原因の代表例としてティーショットでドライバーを曲げてOBを連発してしまうことがあります。OBを打った時点でボギーの可能性がほぼなくなります。さらに、ショットでは“ダフリ”や“チャックリ”などの前進しないミスをしてしまうのもダボの大きな原因となる。
 
加えて、グリーンオンした後の、3パットも避けなければなりません。この3つのミスをラウンドで繰り返すと、3つのパーを取る以前に、ボギーで収めることができなくなるので、80台を目指す上では絶対に“やってはいけないこと”になります」

【80台を出すために“やってはいけないこと”】
▶OBを連発してしまう
▶ ダフリやチャックリなど進まないミスをしてしまう
▶3パットを連発してしまう

【ハーフ「42」で回る条件】

▶基本ボギーペースで3つパーを取る

▶短いパー3、パー4、パー5が狙い目

これができれば80台!

▶ドライバー 「OBにならないように“ドライバーは曲げない”」

OBを出してしまったホールは上手くいってダブルボギー。ハーフ42を目指す場合、パーを3つ取れても、OBを出すと別のホールで挽回が必要なため、非常に手痛いペナルティだ。

▶アイアン 「7~8割の確率で“100Yはグリーンに乗せる”」

パー5の3打目や短いパー4の2打目で残り100Yの状況はパーを目指すのであれば、絶好のチャンスだろう。高い確率でグリーンオンできれば、パーを取れる確率が高くなる。

▶パター 「各ホール2パットで収めて“3パットをなくす”」

スコアで一番打数の割合が高いのがパット数。マネジメントとして2パットで収めることが前提条件だ。そのためにはショートパットを外さないこととロングパットの距離感が重要だ。

画像: ドライバーも大事だけど、パットも大事

ドライバーも大事だけど、パットも大事

“やってはいけないこと”に対して、どのような取り組みを“やるべきか”、80台を出すための大事なポイントを後編で解説してもらおう。
 
つづきはこちらから

TEXT / Masaaki Furuya 
PHOTO / Yasuo Masuda 
THANKS /葉山国際カンツリー倶楽部

※週刊ゴルフダイジェスト2月11日号「80台を出すためにやるべきこと&やってはいけないこと」より一部抜粋

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