
スヌーピーとコラボしたオーソルヴェール軽井沢C
「PEANUTS」は米国の漫画家チャールズ・M・シュルツの生み出した作品で、チャーリー・ブラウン少年が主人公。スヌーピーはその少年の飼い犬でビーグル犬の雑種。その「PEANUTS」の世界を同倶楽部に反映させようというのだが、その経緯とは──。
「22年にホテルの全室をフルリニューアルしまして、小型犬と一緒に泊まれるようにしました。その需要は多く、次はドッグパークの開設(今年6月開業)を、と考えている時に、それなら『PEANUTS』のキャラとコラボできたらと企画したのが最初です」(同倶楽部広報担当)
「PEANUTS」の日本国内エージェントである㈱ソニー・クリエイティブプロダクツに企画を持ち込むと、瞬く間に契約が成立したという。
これを受けて同倶楽部は「PEANUTS Golf Retreat」(軽井沢の自然とピーナッツの世界観が織りなす、心を癒やすゴルフ&リトリート)というコンセプトの施設に着手。宿泊、レストランでのコラボメニュー、オリジナルグッズ、前述のドッグパークや各種ワークショップなどの体験を提供することを発表した。
また、ゴルフ場内の2番、12番ホールには各所に「PEANUTS」の仲間たちが描かれ、スヌーピーをそばに感じながらプレーという趣向も。さらにスヌーピーのデザインを施したオリジナルカートも用意。クラブハウス内にも愛犬と一緒に滞在でき、パター体験ができるテラスも備えたスペシャルルームも設置した。
「PEANUTS」の生みの親であるシュルツ自身も自然豊かな地域に住み、大のゴルフ愛好家。9歳のときにボビー・ジョーンズの映画『HOW I PLAY GOLF』を見て以来、ずっとゴルフを愛していたと言われ、2000年に亡くなるまで数多くのプロアマにも参加していた。
ブラウン少年にも「LIFE IS LIKE A GOLF COURSE」(人生はゴルフコースのようだ)と言わしめている。「PEANUTS」の世界観に触れることでゴルフの魅力がいっそう深まるかもしれない。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年3月11日号「バック9」より