こいつはユーティリティ的ドライバーだ!飛ばす、操る、やさしく運ぶ変幻自在の調整機能
名前は懐かしいが機能は〝最新〞にあふれる
フィッティング機能によって、一層ゴルファーにマッチすると評判の「Qi35ドライバー」。そのLSモデルでもウェイトは3つ、今回の「r7 クアッド・ミニドライバー」はそれよりも多い4つと、さらに細かな調整が可能だ。
ロフト展開は11.5度と13.5度。初期設定では、11.5度が前方に各13g、後方に各4gと前重心。一方13.5度は、逆に前各4g 、後ろ各13gとなっている。11.5度の前重心はミニドラ史上最も低重心で、ロースピンで飛ばせる。一方13.5度は重心が深くなり、球の上がりやすさや寛容性がアップする。もちろんこれを入れ替えたり組み合わせたりすることで、弾道の強さやミスヒットへの対応力が自在に変化、より自分に合った一本に仕立てられる。ちなみに採用するウェイトはQi35と共通、別売りのキットを使えば、さらに細やかな調整が可能だ。
他にはさらなる余剰重量を生み出すカーボンクラウン、フェース下部のヒットでも初速が落ちにくいテーラーメイド伝統の貫通型スピードポケット、弾道の曲がりを補正するツイストフェースも完備するなど、フルサイズのモデルと遜色のないテクノロジーが詰まっている。
余剰重量を生み出すカーボンクラウン

進化したインフィニティ カーボンクラウン
進化したインフィニティ カーボンクラウンによって、さらなる余剰空量を創出。またクラウンは前作と打って変わってマットブラック1色でより精悍な印象に。
求める弾道に合わせてロフトは2種類

2種類のロフト 11.5度、13.5度
より強い弾道を求める人は11.5度、FWとしても使いたいなら13.5度など、使用用途や目的によって選べる。またロフトスリーブによってさらに小ロフトや大ロフトにも変更可能。

ロフトスリーブで調整可能
レーザーアライメントで構えやすくなったツイストフェース

構えやすくなったツイストフェース
フェースは反発性能に優れるゼイテック チタンを採用。ツイストフェースでトウやヒールに外した時の曲がりを軽減。スコアラインのスイートスポットは強調され、トップラインのレーザーアライメントによって狙ったところに構えやすいなど、細かな配慮も。
4つのウェイトで好みの弾道と寛容性にカスタマイズ

r7 クアッド・ミニドライバーのソール部分
ミニドライバーでさらに生きる貫通型スピードポケット
フェース寄りのソール下部に貫通したポケット状の溝を設けることで、フェースのたわみや反発力が向上。特にフェース下部でヒットした場合に高初速を維持し、無駄なスピンを抑える効果がある。
自在にセルフフィッティングできるウェイトシステム
前方のトウ側ヒール側、後方は中央2カ所にウェイトを設置。11.5度は前方各13g、後方各4g、13.5度はこれが逆転している状態がデフォルト。4カ所のウェイトを細かく調整することで、多彩な弾道に変化する。

カラーはr7 スーパー クアッド(2007年)を踏襲
4つのウェイトで好みの〝弾道〞と〝寛容性〞に

ウェイトポジションによって弾道と寛容性が変わる
飛距離を重視した前重心、寛容性を重視した後ろ重心に加え、ヒール側を重くすればドローバイアス、逆にトウ側を重くすればフェードバイアスに変化。コースやスウィングの状態によっても調整できる。
純正シャフトは素直なしなりのディアマナ

純正シャフトはディアマナ
r7 スーパークアッドのイメージを施したシャフトは50g台のSフレックスのみ、ディアマナ特有のクセのないしなりが味わえる。長さは43.5インチで振り切りやすい。

r7 スーパー クアッドのコードネームをデザイン化