全米プロでメジャー3勝目を挙げたばかりのスコッティ・シェフラーが地元テキサス開催のチャールズ・シュワッブ・チャレンジに参戦。トッププロの多くがスキップする大会へのこだわりと前週メジャーでLIV勢と優勝争いしたことについて率直な意見を述べた。
画像: 地元開催のチャールズ・シュワブ・チャレンジに出場しているスコッティ・シェフラー(写真は25年全米プロ。撮影/Blue Sky Photos)

地元開催のチャールズ・シュワブ・チャレンジに出場しているスコッティ・シェフラー(写真は25年全米プロ。撮影/Blue Sky Photos)

PGAツアーの公式YouTubeでチャールズ・シュワブ・チャレンジの初日のハイライトをチェック

画像1: Highlights | Round 1 | Charles Schwab | 2025 www.youtube.com

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ベン・ホーガンの裏庭と呼ばれる伝統のコロニアルCCで開催中のチャールズ・シュワッブ・チャレンジは1946年に創設されたPGAツアーでもっとも歴史あるトーナメントのひとつ。03年に当時の女子ゴルファーNo.1アニカ・ソレンスタムが参戦したことでも知られている。

シェフラーにとってこの大会は子供の頃から親しんできたイベントで「自宅のベッドで寝て試合に通えるのは素晴らしい」と全米プロ直後の日程でも必ず出場し、昨年の2位タイを含め3年連続でトップ3入りしている。

大会前の記者会見で彼は「昔ながらのデザインのコースでチャレンジするのが好き。いつも変わらず我々の力量を試させてくれる」と地元の大会に出場する意義を語った。

前週の全米プロは最終日の終盤までLIVのブライソン・デシャンボーとジョン・ラームとの接戦だったが上がり上がり5ホールでトップギアに切り替えたシェフラーが5打差の勝利を飾った。

画像: 全米プロの最終日のラウンド中にギャラリーとコミュニケーションをとるブライソン・デシャンボー。彼の人気の高さを伺える(撮影/Blue Sky Photos)

全米プロの最終日のラウンド中にギャラリーとコミュニケーションをとるブライソン・デシャンボー。彼の人気の高さを伺える(撮影/Blue Sky Photos)

デシャンボーは23年以降10回のメジャーで優勝1回、トップ6に6回入っており、ラームも23年からメジャー9回出場で優勝1回、トップ10入り5回とシャフラーにとって手強い相手だ。

そこで「もし彼らと毎週戦ったらどうなると思うか?」と問われたシェフラーは、いかにもシェフラーらしい言い回しで記者を黙らせた。

「結果が変わっていたと思いますか?」と質問で返すと「そんなこと誰にもわからない。彼らと戦えるのは年に4回(メジャー大会のみ)だけ。でもそれは彼らの選択であって僕の選択じゃない。自分はここでベストを尽くすだけ。そんなこと(LIV勢がいたらどうなるか)考えてもまったく意味がない」ときっぱり。

PGAツアーとLIVとの統合の話題に関しても「よくわからない。上層部が決めることだから」とそっけない。「ツアーを再び統合するのは彼ら(出て行った側)の責任だと思います」と断言した。

チャールズ・シュワッブ・チャレンジ初日はスコッティ・シェフラーはイーグル、バーディでスタートしたものの、その後は伸ばせず首位と5打差ながらも2アンダーの20位タイとまずまずの位置。

日本人では、全米プロでも上位争いし、日本勢で唯一決勝ラウンド進出を果たした久常涼が好調を維持。4アンダー66で2位タイの好スタートを切った。

松山英樹は1番パー5で243ヤードのセカンドショットを3.5メートルに寄せイーグルを奪う見せ場を作ったが1アンダー69で35位タイ止まり。金谷拓実は1オーバー71、74位タイと出遅れている。

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