アドレスでの右肩のポジションに注意！
「ナイスショットはアドレスで9割決まる」と言われています。今回もアドレスがスウィングに影響する理由と改善方法についてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう！
ビギナーによく見られるエラーといえば右肩が上がり前に出ているアドレスです。この構えになってしまうと、つかまらないミスの症状であるスライスやひっかけが出てしまいます。
アドレス時点で右肩が上がり前に出ていると、スライスや引っかけといったミスにつながる
影響①肩のラインがスウィングプレーンに影響する！
右肩が前に出てしまうと肩のラインが左を向いてしまいます。こうなってしまうと、スウィングプレーンが左を向いてしまいアウト軌道になってしまいます。
アウト軌道の基本はつかまらない右曲がりのスライスです。スライスが続いてしまうと、ボールがつかまらない右曲がりの分だけ、体のラインを左に向けてターゲット方向を調整してしまうのでますますつかまったボールが打てなくなってしまいます。
右肩が前に出ることで肩のラインが左を向き、アウトサイドイン軌道のスライスが出る。その状態のままスライスを嫌がり体のラインを左に向けると、ますますボールはつかまらない
影響②右肩が前に出ると胸が回らず手打ちになる！
また、右肩が前に出てしまうと、右の肩甲骨が腕の方向に向かって動いてしまう（右肩甲骨の外転）ので右肘が外側を向いてしまいます。
右肩が上がってしまうと、アドレスからバックスウィングに向けて胸を右に回すことができなくなってしまい、代わりに手と腕を使ってクラブを担ぎ上げてトップを作るので右脇が開いたフライングエルボーになってしまいます。
右肘が外側を向くことでフライングエルボーにつながる
そもそも、右肩が前に出てしまいやすいのはグリップの握り方が影響しています。グリップの際、左手よりも右手が前に出ているのでどうしても右肩は前に出やすくなってしまうので注意が必要です。
ヘッドカバーを使ったドリルでアドレスから修正しよう
改善ポイントは右肩の位置が前に出過ぎるのを防ぐことにあります。おすすめドリルは、右脇の後ろ側にヘッドカバーを挟んで構えましょう。右脇の前側でヘッドカバーを挟んでしまうと、右肩が前に出てきてしまうのでヘッドカバーは右脇の後ろ側で挟むようにしてください。
次のステップではヘッドカバーを挟んだままスウィングをします。ヘッドカバーを挟んだままスウィングすることができれば、右脇の開きが改善され、右脇の締まりを習得することができます。
右肩が前に出るのを防ぐために、右肩にヘッドカバーを挟みスウィングしてみよう。挟むときは右脇の後ろ側で挟むのがポイントだ
このドリルを行う際、窮屈に感じる方がたくさんいらっしゃいますが、それで正解です！ 脇が開くとラクですが、肩甲骨が開きグラグラしてしまうので力が入らなくなってしまいます。右脇の締まったスウィングができれば、力強いショットも打てるので一石二鳥です！
これは、プロたちがよく行う練習方法です。是非参考にして下さい！
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