トラベラーズ選手権でキーガン・ブラッドリーが優勝したことで9月末に開催される欧米チーム対抗戦、ライダーカップのメンバー候補に異変が起きている。
画像: PGAツアー8勝で39歳のベテラン,、キーガン・ブラッドリー。世界ランクは7位

PGAツアー8勝で39歳のベテラン,、キーガン・ブラッドリー。世界ランクは7位

今年の米チームのキャプテンを務めるブラッドリーは今回の勝利でライダーカップポイントランク17位から9位に浮上した。各チーム12名の構成でランク上位6名には自動的に出場権が付与され、残りの6名はキャプテン推薦。そこで注目されているのがブラッドリーが自らを選手として起用するかどうか?

「すべてはチームのためにベストな判断をする」と本人。だがキャプテンと選手の両立は難しい。過去その重責を担ったのは60年以上前のアーノルド・パーマーだけだ。

2年前はポイントランク12位以内につけながらザック・ジョンソン主将に選ばれなかった。ザックは15位のジャスティン・トーマスらを指名しキーガンは落選した。そんな背景がありながら今回は若返りの象徴として39歳のブラッドリーが主将に抜擢されたのも興味深い。

前回アウェイで大敗したアメリカは今秋ニューヨークのベスページステートパーク・ブラックCで行われる大会で必勝を期している。現在ポイントランク1位はスコッティ・シェフラーで2位がザンダー・シャウフェレ。全米オープンを制覇したJ・J・スパーンが3位につけてメンバー入りを確定させた。

以下ラッセル・ヘンリー、ブライソン・デシャンボー。トーマスと続き、7位以下はコリン・モリカワ、ベン・グリフィン、ブラッドリー、ハリス・イングリッシュ、マーベリック・マクニーリー、ブライアン・ハーマンの面々。シャウフェレの相棒、パトリック・カントレー(14位)やシェフラーの親友サム・バーンズ(15位)、トニー・フィナウ(19位)らライダーカップの常連はキャプテン推薦に頼るしかない状況だ。

自動選出メンバーが決まるのはBMW選手権の最終日(8月17日)。その後キャプテン推薦が発表される。誰がメンバーに入り誰が落選してもおかしくないサバイバルレースは続く。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月15日号「バック9」より

2025年開催のライダーカップ

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