世界最高峰の舞台、PGAツアーのホットなニュースをお届けするコーナー。今年は2年に1度行われる米国選抜と欧州選抜の対抗戦、ライダーカップの年。米国選抜はキーガン・ブラッドリー、欧州選抜はルーク・ドナルドがキャプテンを務めます。

2年に1度のライダーカップ(9月26日開幕)まで3カ月を切りました。この時期、欧米のゴルフファンはその話題で持ち切りです。今年はニューヨークのベスページステートパーク・ブラックコースが舞台。前回イタリアで大敗を喫している米国チームはホームでのリベンジを誓っています。

話題の中心は誰がメンバーに選ばれるか。欧米ともライダーカップランキングの上位6人が自動的に出場権を獲得し、残りの6名がキャプテン推薦で選出されます。そして、この数週間でランキングに大きな変動がありました。全米オープンで劇的優勝を飾ったJ・J・スパーンが13位から3位にジャンプアップ。トラベラーズ選手権で2位タイのラッセル・ヘンリーも4位とトップ6入りを果たし、コリン・モリカワが弾かれて7位に後退しました。1位と2位は変わらずスコッティ・シェフラーとザンダー・シャウフェレ。5位にLIVゴルフのブライソン・デシャンボー、6位がジャスティン・トーマスという顔ぶれです。

画像: 欧州チームのキャプテン、ルーク・ドナルド(47歳/左)と米国チームのキャプテン、キーガン・ブラッドリー(39歳)

欧州チームのキャプテン、ルーク・ドナルド(47歳/左)と米国チームのキャプテン、キーガン・ブラッドリー(39歳)

最も注目を集めているのがトラベラーズ選手権の覇者、キーガン・ブラッドリー。39歳の若きキャプテンはポイントランク9位に浮上、プレーイングキャプテンになる可能性が高まってきました。そうなれば1963年のアーノルド・パーマー以来62年ぶり。ちなみにプレジデンツカップでは2019年ににタイガー・ウッズが主将と選手を兼任しています。

初出場が期待されているのは今季2勝でポイントランク8位のベン・グリフィンと11位のマーベリック・マクニーリー。順当にいけばスパーンとともにライダーカップデビューを果たすでしょう。

2大会連続でルーク・ドナルドキャプテン率いる欧州チームは、トラベラーズ選手権で2位タイのトミー・フリートウッドが前週の7位からローリー・マキロイに次ぐ2位へ順位を上げました。以下ティレル・ハットン、ロバート・マッキンタイア、シェーン・ローリー、セップ・ストラカが続き、ここまでが自動的に出場可能なトップ6です。前回大抜擢されチームの勝利に貢献したラドビッグ・アバーグは現状8位です。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月15日号より(Text/Mika Kawano、Photo/Yoshihiro Iwamoto)

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