プロ入り23年目を迎えた上原彩子。40代を迎えたが、まだまだゴルフという“冒険”の真っ只中にいて、今季は欧州女子ツアーに挑戦中。上原の好きな沖縄の言葉に「ゆいまーる(助け合い)」があり、上原彩子は人と人を結んできた。そして、上原から世界は広がっていく――。沖縄発、世界。“彩子の冒険”の日々を紹介していく。今週は先週に引き続き、地元沖縄から。

LET(欧州女子ツアー)は今週、「ISPS Handa スコットランド女子オープン」です。実はウェイティング2番目の私にも順番が回ってきたのですが、あまりに急でしたので、今回は出場を見合わせました。次の参戦は、8月の2週目、イギリスでの「PIFロンドン選手権」を予定しています。

ということで、今週も沖縄でのお話をしたいと思います。沖縄もとても暑いですし、夏だから「通り雨」も多いのですが、風も吹くぶん日陰に入ると涼しい気がします。本州の猛暑やゲリラ豪雨のニュースを聞くと、とても心配です。どうぞ体調などには気をつけてくださいね。

画像: 沖縄のスーパーには、地元産のミニマンゴーも売っている。「お安いですし、こちらのほうが甘味も強いんです」

沖縄のスーパーには、地元産のミニマンゴーも売っている。「お安いですし、こちらのほうが甘味も強いんです」

私は毎日、練習やトレーニングをして過ごしています。午前中のほうが涼しいので、お世話になっているパームヒルズゴルフリゾートでお客さんがプレーする前にハーフラウンドして、その後アプローチ・パターの練習をしたり、練習場でボールを打ったり、家でトレーニングすることもあります。コースは夏でも混んでいますよ。でも、那覇よりごみごみしていないからか、涼しいんです。

スウィングの課題は、少し前から取り組んでいる、大きな筋肉を使って効率よい動きをすること。速い動きだと自分のクセが出やすいので、スウィングを見直すときはゆっくり振りながら取り組みます。でもそればかりだと、どんどんスピードが落ちていってしまう。だからバランスを取るために、練習器具を使ったスピード練習も取り入れています。カチカチと鳴る細い棒を振り、一定のスピードを超えると音が出るもの。やっぱり“振る”ことって必要ですから。もちろん飛距離も伸ばしたいのですけど、もっとリピート率の高い、体に負担の少ないスウィングになるようにしたいんです。長く戦うためには必要ですから。

画像: スウィングやストロークを見直す日々。「何度も練習して、慣れて、自分のものにしていきたいと思っています」

スウィングやストロークを見直す日々。「何度も練習して、慣れて、自分のものにしていきたいと思っています」

パッティングはストロークを見直していて、毎回正しいストロークで、安定してブレないように、バックスウィングを小さくして、インパクトでしっかり押していく感じで練習しています。長年のクセが抜けるには相当時間がかかります。練習場ではできても、試合でやり切れるかというとなかなか……。だから試合がないときにこそ、繰り返し練習して自分のものにしたいんです。

久しぶりに料理も楽しんでいます。沖縄料理のラフテーも作りましたよ。でも得意料理というわけではなくて、レシピはYouTubeで見て(笑)。料理は、昨年1人で遠征に行っているときは自分で作っていましたし、沖縄に戻ってきたら基本、家で自炊ですから、嫌いではないのですけど、作ってくれる人がいれば、それが一番いいですよね(笑)。

甘味に白砂糖は使わないので、ラフテーにはハチミツを入れました。普段は沖縄の黒砂糖もよく使います。次は海外にも持っていこうかなあ。遠征には調理器具、包丁、まな板、皮むき器やお箸、たまに小さいお鍋なども持って行くんですよ。場所によっては、使える器具がなかったりしますから。

ちなみに今が旬の沖縄の特産、マンゴーも食べました。すごく美味しいですけど高いので、あまり買わないんですけど、沖縄では大きくなれずに熟した“ミニマンゴー”を売っていることもあるんです。値段も安いですし、こちらのほうが甘いとみんなが言いますよ。

こんな感じで、地元で充実した時間を過ごしています。またツアーに戻るときを楽しみにしています。

写真/本人提供

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