米男子ツアーの3Mオープンでルーキーの金谷拓実が7位タイに食い込んだ。首位と1打差の3位タイからスタートし「自分らしいプレーで優勝目指して頑張ります」と意欲を見せたが最終日はスコアを2つしか伸ばせず通算19アンダー、7位タイ。それでも「4日間を通していいプレーができた」と手応えを口にした。

23年以来2年ぶりのツアー2勝目を目指す日系人プレーヤー、カーク・キタヤマと最終組の1つ前で回った金谷。前半は出だしからいきなり3連続バーディを奪いフロント9で29をマークしたキタヤマに圧倒された。

画像: PGAツアー「3Mオープン」を7位タイで終えた金谷拓実(写真は2025年の全英オープン 撮影/姉崎正)

PGAツアー「3Mオープン」を7位タイで終えた金谷拓実(写真は2025年の全英オープン 撮影/姉崎正)

いっぽうの金谷はバーディラッシュとはいかなかったが持ち前の粘り強いゴルフで16番までに6バーディ(3ボギー)を奪って20アンダーの大台に乗せ勝利を射程圏内に手繰り寄せる。

しかしピンそば40センチに乗せるスーパーショットでバーディを奪った前日の再現が期待された17番(パー3)でグリーンを外しパーセーブできず後退した。

18番パー5も2打目をグリーン奥に外しアプローチを寄せきれずパーでフィニッシュ。あと1つ伸ばせばトップ3だったが、5月のウィンダム選手権でマークしたキャリアベスト(5位タイ)には届かなかった。

「キタヤマ選手のプレーが素晴らしかった。優勝した選手のプレーを直近で見られてすごく良かったです。難しいコンディションでボギーを打ってしまうのがいまの自分とトップ選手の差だと思いました」

4日間60台をマークした達成感もあるが本格的な優勝争いのなかで課題も見つかった。この経験を「次に繋げられるように頑張りたい」

前週の全英オープンでメジャー13試合ぶりの予選突破を果たしたことも自信に繋がっている。今週のスタッツはフェアウェイキープ率3位、アプローチとパッティングともに9位と正確なショットとパットが噛み合っている。

ポイントランクは大会前の150位から18ランクアップの132位。レギュラーシーズン残り1試合プレーオフ進出(70位以内)は難しい状況だが好調の波がきているいま次週のウィンダム選手権で来季のシード権(トップ100)を決めておきたい。

金谷とは逆にここのところ不振が続いている久常涼は予選落ち。目下ポイントランク79位の彼にとっても次週はプレーオフ進出を向け重要な試合になる。

ウィンダム選手権には松山英樹、金谷、久常のほか大西魁斗が出場を予定している。

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ギャラリーを沸かせた3日目金谷拓実の17番ベタピンショット(10分46秒〜)

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