第28回ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップが静岡県の東名CCで1日から行われ、高校男女の本選が6日に開幕。高校女子(15~17歳の部)は、ナショナルチームメンバーで大会シード(※)の岩永杏奈(大阪桐蔭高校2年)がイーブンパー11位タイでホールアウト。67で回った生駒留菜(麗澤瑞浪高1年)が5アンダーでトップに立っている。

ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップで初日11位タイの岩永杏奈
一昨年に日本ジュニアを制し、昨年は日本女子オープンでローアマを獲得。今季は日本女子アマ2位、世界ジュニア優勝など、世界女子アマチュアランキングでは29位で、日本人トップのランクを誇る岩永。
「世界ジュニアでは、初日すごく悪かったのですが、2日目に巻き返すことができて、最終的にプレーオフで勝つことができました。プレーオフの苦手意識がなくなりました」と、多くの試合で経験を積みながら、自信を深めている。
先月には、母校の寮でOGの山下美夢有に会った。
「私もプロになりたいですし、将来山下プロと戦えるようになりたいです。学校の寮に来られた時に刺激をもらいました」と、少し会話をした程度だったが、先日メジャー初優勝した先輩プロの実力を目の当たりにして、さらにプロへの想いが強くなった。
本大会はその直後のジュニア大会。
「昨年は1打差の3位タイだったので、今年は優勝目指して頑張りたいです」と大会前日には、初優勝への意欲を見せていた。
初日は3バーディ3ボギーの72で回り、11位タイで首位の生駒選手を5打差で追う展開。世界ジュニアのように明日以降巻き返して、残り2日間で逆転を目指す。
※本選シード選手:昨年大会7位タイまでの選手提携と提携大会上位選手