8月に行われた小社主催の『ゴルフダイジェスト ジャパンジュニアカップ』。小学生の部の本選が行われた日、過去に同大会での優勝経験がある金子駆大プロによる特別レッスンが開催された。金子駆大が考える「小学生ゴルファーに必要なこと」、そして「両親がやってはいけない重要な3つのポイント」を「週刊ゴルフダイジェスト」9月23日号で伝えている。「みんゴル」でもご紹介しよう。(技術編『上手くなる3つのヒント』はこちらから

やってはいけない②高い球を無理に打たせる

金子プロのレッスン会で、親御さんから「スウィングの形」と同じくらい多く聞かれたのが「ドライバーでもっと高い球を打つためにはどうすればいいか?」という質問だった。

「ほとんどの参加者に聞かれましたが、無理に高い球を打たせる必要はないと思います。小学生のうちは身長も筋肉量もバラバラです。だから当然、球の高さや飛距離にバラつきが出るのは当たり前のこと。それなのに打ち方で無理やりカバーしようとすると下からあおり打ったり、上から打ち込んでバックスピン量を必要以上に増やすようなスウィングになってしまう。そんなことをして弾道を高くするより、よく食べてよく寝るようにしましょう(笑)。ただ、どうやったら弾道が高くなるのかという理屈は知っていたほうがいいと思うんです。だから真っすぐのきれいなボールを打つだけじゃなくて球筋の高低、ドローとフェードなど、あえて変化をつけるようにするにはどう打つのか、これも遊び半分で打って感覚を身に付けてほしいと思います」

画像: 球筋の高低、ドローとフェードなど、あえて変化をつけるようにするにはどう打つのか、これも遊び半分で打って感覚を身につける

球筋の高低、ドローとフェードなど、あえて変化をつけるようにするにはどう打つのか、これも遊び半分で打って感覚を身につける

金子プロいわく、体格差による飛距離の差が埋まってくるのは高校生に入ってからくらいとのこと。それまでは高さや飛距離が不利だと感じても、足りない部分をどこで補うかという工夫が選手の成長につながるのだそうだ。飛距離や高さに関して1つだけケアしてほしいというのが、クラブの重さだ。

「小学生のスウィングを見ていて、少数ですがちょっと重たそうに振っているなという子がいました。気持ちよく振り抜ける重さのクラブを用意してあげるのは大事だと思います。特に小学生のときは体が未発達なので、クラブが重たいとスウィングへの影響が大きくなってきます。重たいものを振っているうちにそれが振れる体になる、なんて昔だったら言われたかもしれませんが、スウィングが崩れてしまっては元も子もないので振りやすい重さなのかはチェックしてあげてください」

This article is a sponsored article by
''.