
"パッティングポーズ"を見せた大谷翔平(PHOTO/Getty Images)
ドジャースのベイツ打撃コーチいわく、きっかけは大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンのMVPトリオのグループチャットに送ったメッセージだという。
大谷翔平の47号は菅野智之から。パットの仕草は29秒あたり【MLB公式YouTube】
Shohei Ohtani's 47th home run of 2025 is also his 12th leadoff homer of the season! | 大谷翔平ハイライト
www.youtube.com「送ったメッセージの内容は、ホールインワンやイーグルを狙わないで"パーを取る"という意識。プロゴルファーはよく『辛抱強く、無理してバーディやイーグルを狙わない』と言うんだ。ショーヘイにとってはホームランを無理に狙わない、ムーキーにとっては二塁打やホームランを無理に狙わないということ。そうすればバーディ(野球で言えばホームランや長打)のチャンスが自然に訪れることを伝えたんだ」とのこと。
これを受けたMVPトリオは、不調の波を脱していきなり結果を残し大活躍。ゴルフの金言は他のスポーツにも影響を与えるのかもしれない。大谷はゴルフをやらないが、MLBでゴルフをたしなむ選手は多い。
大谷の元チームメイト、エンゼルスのマイク・トラウトは、タイガー・ウッズが設計したゴルフコース、トラウトナショナルを来年にもオープンさせるというほどのゴルフ好き。メッツのジェフ・マクニールは、ジュニア時代ジョーダン・スピースのライバルで、ゴルフの奨学金を断り野球を選んだというほどの腕前。ジャイアンツのレジェンド投手、ジャスティン・バーランダーもセミプロと自称するほどの腕前で、オフシーズンには毎日ゴルフをしているという。
ちなみに野球とゴルフのつながりは古い。二刀流のベーブ・ルースをヤンキースゴルフ選手権で破ったチームメイトのサミー・バードは、30歳で野球を引退してゴルフに転向。ベン・ホーガンやバイロン・ネルソンなどと戦って米ツアーで6勝を挙げている。野球のワールドシリーズとマスターズ両方でプレーした唯一のプレーヤーだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月7日号「バック9」より