グリーン周りのアプローチで最もよく使うのがピッチ&ラン。ただ、プロはいくつものピッチ&ランを使い分けて寄せている。そこで、週刊ゴルフダイジェスト10月14日号で、これだけは簡単にできてこれだけは覚えておきたい2つのピッチ&ランを照屋佑唯智プロが紹介している。みんなのゴルフダイジェストでもご紹介!
画像: 腕の使い方が違う⁉ ラン多めのピッチ&ちょい上げるランで寄せる方法を照屋佑唯智プロに教わった!

解説/照屋佑唯智プロ
てるやゆういち。1996年生まれ。沖縄県出身。ツアープレーヤー転向は2015年。今季はACNツアーを主戦場に戦い、早々に来シーズンのレギュラーツアー前半戦の出場資格を手にしている。福岡地行所属

【準備編】スタンスとフェース向きを逆にする

GD ピッチ&ランにもいくつか種類があるって本当ですか。

照屋 ありますね。キャリーとランの比率を変えて、ピン位置や落とし場所の傾斜によって使い分けています。

GD 転がる距離をコントロールしているということですか。

照屋 ピッチ&ランは基本の寄せ方ですが、少し工夫するだけでいくつもの球種を打ち分けることができるんです。今回は代表的な2つの打ち方をお教えします。

GD クラブは替えますか?

照屋 僕は56度を使っていますが、みなさんは自分がいつも使っているクラブでいいと思います。でも打ち分けるためにクラブは替える必要はありません。打ち分ける大きなポイントはスタンスの向きとフェースの向きの組み合わせです。ピンまでの距離が長く、ある程度ランを使いたいときはボールを右足つま先の前辺りにセットします。フェースをややかぶせ気味にしてスタンスはオープンにします。

GD スタンスをオープンにするのはなぜですか?

照屋 フェースをかぶせてロフトを立てた状態で使うので、クローズスタンスだとヘッドが地面に刺さりやすくなるんです。逆に少し高さがほしいときは、フェースは開いてスタンスはクローズにします。

GD スタンスとフェース向きで相殺させている感じですね。

照屋 そうです。ちなみにキャリーとランの比率が変わりますが、ヘッドの動きはどちらも目標方向へ真っすぐです。具体的な動かし方は次で説明します。

画像: ヘッドは真っすぐ動かします

ヘッドは真っすぐ動かします

ピッチ&ランの準備

キャリー6:ラン4
●使用シチュエーション:ピンまでやや遠い・ラフにあるetc.
●構え方:ボール位置は両足の真ん中より気持ち左足寄りにセット。打ち出しを高くしたいのでフェース面は開くがスタンスはクローズ。フェースを開くとボールが抜けやすくなるのでそれを防ぐためにクローズで構える。

画像1: ピッチ&ランの準備

キャリー3:ラン7

●使用シチュエーション:ピンまでやや上り・エッジから近いetc.
●構え方:ボール位置は右足寄りにセットしてスタンスはオープン。フェース面をかぶせて構えることで出球の高さを抑えられ落ちてからやや転がる球質になる。

画像2: ピッチ&ランの準備

This article is a sponsored article by
''.