右にスライスや左に引っかけ、テンプラ、上手く当たらない……。アマチュアのドライバーのミスは実に多彩だが、どうすれば防げるのか? 週刊ゴルフダイジェストの11月4日号では米田貴プロがさまざまなミスに素早く効くお薬を考えてくれた。みんなのゴルフダイジェストでもご紹介! 次回のラウンドでぜひ試してみてください!
画像: ドライバーのミスを即解決。効果抜群! 症状別にわかりやすく解説したワンポイントテクニック集

解説/米田貴プロ
江連忠の一番弟子としてコーチング技術を学んだETGA愛知校チーフインストラクター。小誌連載「新モダンゴルフ」のヨネでもおなじみ。現在、女子プロの前田陽子を指導している。

【症状】左右に曲がる①

ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)で、さまざまなプロや研修生、アマチュアを指導してきた米田貴プロは、

「アマチュアの場合、ドライバーのミスはスコアに大きく影響します。そのため、自分にさまざまなプレッシャーをかけてしまうんです。右のOBには打ちたくない、真っすぐ飛ばしたい、上手く当てたいなど、欲まみれです。そんな状態では成功するはずもありません」

ドライバーのミスといえば、左右に曲がることが圧倒的に多いが、曲がり始めたとき、何か対処法はあるのだろうか?

「前提としてスウィングがスタートしてしまえば、できることはほぼないです。その前になんとかしなければなりません。たとえば、スライスが出たから次は少し手を返してみようというのは、とても危険なんです。では、どう対処するかですが、3つのキーワードで考えましょう。①イメージ、②素振り、③セットアップです。
 
この3つはすべて打つ前の動作なので、自分でコントロールできます。スライスも引っかけも原因は同じですが、まずはイメージを変えるのが手っ取り早く簡単です。その目的はプレッシャーを和らげること。そこでおすすめなのが『失敗素振り』です。ここまで振れば、左右のミスが出るという素振りをしておくとその間ならすべてOKとなり、ミスの許容範囲が広くなります。アマチュアは真っすぐ打とうとしすぎなんですよ。自分に厳しすぎます」

失敗例2つ

練習場ではよかったのに→「実戦ではスウィングは必ず小さくなります」

「練習場は何球も打てるので緊張とは無縁です。それがコースに出ると激変してしまうんです。最も大きいのはスウィングが小さくなること。これは覚えておくといいですよ」

画像: スウィングが小さくなるとミスになる

スウィングが小さくなるとミスになる

なぜ曲がるのか?→「ラウンドになると緊張するからです」

「日本はフェアウェイが狭いため、プレッシャーがかかります。さらに曲げたくない、飛ばしたいなどが重なれば、相当な緊張感です。その緊張が本来の動きを阻害し、あらゆるミスを生むんです」

画像: 緊張がミスを生む

緊張がミスを生む

画像: 失敗例2つ

【ワンポイントテク①】左右の失敗素振り
失敗をしておけばミスの許容範囲がわかる
「ドライバーのOBは絶対避けたいところ。そんなときは失敗素振りです。わざと左右に大きく曲がるように素振りします。そうするとその間はOKというのがわかるんです。このイメージ転換が大事です(米田プロ・以下同)

【ワンポイントテク②】左素振り
左打ちで振ると大きなスウィングに
「アマチュアはコースに出ると小さいスウィングになります。この小ささはトップに表れます。そんなときは左素振りです。左で振るとトップが深く入りやすくなります」

画像: 大きくゆったり振る

大きくゆったり振る

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