いつまで経ってもグリーン周りに不安を抱えているアマチュアに朗報! 週刊ゴルフダイジェスト11月25日号で初登場の山本太郎プロがダフリなどのミスが出る原因と対策を徹底指南。彼が掲げるダフらないアプローチの打ち方が、なんと“アッパー軌道”だ。「そのミス出させません」と公約を宣言する目からウロコのアプローチレッスンを「みんゴル」でも紹介しよう!

右肩を下げて左手元を持ち上げる

GD ヘッドを鈍角に入れるというとすくい打つように感じますが。

山本 そうです、ヘッドはアッパーに動かすんです。

GD アッパーだとなんかトップしそうで怖いので、低く長く動かすイメージではダメですか?

山本 ヘッドを低く長く動かそうとすると手元が体から離れやすくなる。すると手打ちになってヘッド軌道が不安定になり、逆にダフリやトップのミスが出ます。体と腕、クラブを連動させて動かすにはアッパーで振る意識でちょうどいいんです。そのほうがヘッドを低く長く動かすよりもフェース面にボールが乗るので、打ち出し角やバックスピン量が常に一定になり、距離感も合いやすくなるんです。

GD ではアッパーに振るにはどうすればいいですか?

山本 右肩を下げながら振り下ろすことで入射角を鈍角にします。そして左手をインパクトからフォローにかけて引っ張り上げる感覚で振ります。イメージ的には飛行機が離陸するように緩やかに左手を動かすんです。

GD どうして左手なんですか?

山本 ダウンスウィングで体は左回転しますよね。その時、クラブをコントロールする役割を担っているのは左腕や左手です。ですから、左手を意識することでヘッドのコントロールがしやすくなる、というわけです。

画像: 飛行機が離陸するようにゆっくり上昇させよう

飛行機が離陸するようにゆっくり上昇させよう

腕の使い方のポイント

ポイント 右わき腹を縮めて下から上に振り上げる
ヘッドを低い位置から入れるには、インサイドから入れてアウトに振り抜くイメージを持つと、より入射角が緩やかになる。そうするとボールを包み込むように振れるのでフェースに乗り、距離感も出しやすくなる。

画像: 右わきを縮めるようにして、インサイドアウトのイメージで振る

右わきを縮めるようにして、インサイドアウトのイメージで振る

ポイント グリップエンドはスウィング中はみぞおちを指す
体の回転に対してヘッドが同調して動くことが大切。そのためには、グリップエンドが常にお腹を向くようにしておくのが正解。

画像: グリップエンドの向きを気を付ける

グリップエンドの向きを気を付ける

ポイント ダウンスウィングで右肩を下げる
ヘッドの入射角を緩やかにするために、トップから右肩を下げるように振り下ろす。このとき手首の角度が崩れてしまうとダフッてしまうので注意しよう。

画像: インパクトに向けて右肩を下げるが、手首の角度はキープする

インパクトに向けて右肩を下げるが、手首の角度はキープする

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