いつまで経ってもグリーン周りに不安を抱えているアマチュアに朗報! 週刊ゴルフダイジェスト11月25日号で初登場の山本太郎プロがダフリなどのミスが出る原因と対策を徹底指南。彼が掲げるダフらないアプローチの打ち方が、なんと“アッパー軌道”だ。「そのミス出させません」と公約を宣言する目からウロコのアプローチレッスンを「みんゴル」でも紹介しよう!
画像: 「えっ!? アプローチは“アッパー軌道”がダフらない?」僕らが知らないグリーン周りの真実をツアープロが徹底解説

解説/山本太郎プロ
やまもとたろう。1993年生まれ。和歌山県出身。日大時代は関東学生を制するなどの成績を残し2016年にツアープロ転向。試合に出る傍らで行っているレッスン業も好調で、自身のYouTubeチャンネル『山本太郎ゴルフTV』も人気でいま巷で話題のツアープロ

アッパー軌道のセットアップ「ボール位置は“左足前”」

GD そもそも、ダフリはどうして起こるのでしょうか。

山本 多くの人がボールよりも左側、つまりフォロー側の意識が低いからです。

GD どういうことですか?

山本 ダフリが出る人はボールにきっちり当てようとするのでボールを右足寄りに置きがちです。するとヘッドの入射角は鋭角になって、ウェッジの刃から入りやすくなる。それを嫌がると体や手元が浮いてトップするというのが大体の原因です。大事なのはフォローでヘッドがスッと走ることで、それによってダフリは出にくくなります。だからまずボール位置をやや左足寄りに置くことから始めます。

GD 打ち込む意識をなくすことが大事なんですね。

山本 あとここが重要なポイントなのですが、構えたときからインパクトまで手元の位置は、なるべく目標方向に倒さずハンドファーストの形にならないようにします。こうするとヘッドが先行する形でインパクトを迎えるので、ヘッドの入射角が鈍角になり地面に刺さりにくい。イメージ的には、手元はボールの真上から左足内ももくらいにあるとOKです。

画像: 手元の位置は左足内ももにするのが正解。右足寄りに置くとダフりやすくなる

手元の位置は左足内ももにするのが正解。右足寄りに置くとダフりやすくなる

アプローチはボールから先の動きが重要

ボールに当てた後のヘッドの動き方で方向性や距離感を出すことができる。ボールよりも手前の動きはむしろ重要ではない。

画像: インパクト以降が大事

インパクト以降が大事

こんな形で当てたいんです

ボールに当てたい気持ちが強くなるとヘッドをどんどん上から入れたくなる。結果、ヘッドが上から下へ鋭角に下りてくるのでリーディングエッジから入ってザックリの原因になる。ヘッドはリーディングエッジではなく「ソール」を地面に落とすイメージでインパクトできればダフリは起きにくい

画像: ダフらない人はヘッドのお尻(ソール全面)が地面につく(写真上)

ダフらない人はヘッドのお尻(ソール全面)が地面につく(写真上)

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