2025年11月19日現在。今週は、鹿児島で行われるシニアツアーの最終戦、いわさき白露シニアゴルフトーナメントに出場します。日本のシニアツアーは、賞金ランキング30位までが来年のシード権を獲得できます。しかし、現在ボクは31位と、少し厳しい状況に追い込まれてしまいました。
画像: 「シード圏外」の31位で最終戦へ! 横田真一が挑む”崖っぷちのサバイバル”〜 生き残りの条件は「トップ10」と「他力本願ではない自力」への強い決意〜【ヨコシンの欧州レジェンズツアーレポート「夢に向かって」 #30】

横田真一(よこたしんいち)

72年生まれ。53歳。専修大学ゴルフ部出身。95年にツアーデビューすると、その年にシード権を獲得し、97年の全日空オープンで初優勝を飾る。その後、アプローチイップスに悩むも、10年のキヤノンオープンで13年ぶり2度目の勝利を挙げた。40歳をすぎてから順天堂大学院・医学研究科に入学し、2年間の修士課程を修了するなど、知見を深める努力も怠らない個性派プロゴルファー。現在は、日本と欧州のシニアツアーに参戦しながら、YouTuberとしても活躍中。

横田真一チャンネル

画像: 最終日の10番ティーでサロンメンバーさんの応援を受けるヨコシン(横田真一チャンネルより)

最終日の10番ティーでサロンメンバーさんの応援を受けるヨコシン(横田真一チャンネルより)

崖っぷちに立たされています。先週の時点では賞金ランキング29位とギリギリシード圏内だったのですが、先週行われた「ISPS Handaシニア・グランド・ゴールドクラシック」では26位タイとスコアを伸ばせず、賞金ランクは31位に……。

【動画】ISPS Handaシニア・グランド・ゴールドクラシック最終日を振り返る【横田真一チャンネル&ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記】

画像1: ISPSシニア最終日前半 来年のシードをかけて超崖っぷちの横田 かなり重要な18ホールが始まる シード権内から抜けるわけにはいかない 踏ん張ることはできるのか? #ISPSシニア #トーナメント速報 www.youtube.com

ISPSシニア最終日前半 来年のシードをかけて超崖っぷちの横田 かなり重要な18ホールが始まる シード権内から抜けるわけにはいかない 踏ん張ることはできるのか? #ISPSシニア #トーナメント速報

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画像1: ISPSシニア最終日後半 最後の方でバーディをとりオーバーパーは免れる 最低限の仕事はしたもののシードは確定できずランキング31位と圏内から外れる #トーナメント速報 #ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記 www.youtube.com

ISPSシニア最終日後半 最後の方でバーディをとりオーバーパーは免れる 最低限の仕事はしたもののシードは確定できずランキング31位と圏内から外れる #トーナメント速報 #ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記

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そこで、残念ながら今週は欧州レジェンズツアーの試合を回避し、日本のシード権を確保するため、「いわさき白露シニア」に参戦することにしました。おそらく、確実に30位以内に入るためには、この試合でトップ10以内に入ることが条件になるでしょう。ただ、いかんせん調子が悪いので、予選会に出ることも覚悟しているという状況です。

よく、シーズン終盤になると、トーナメント中継などでシード権争いの話が出ます。シードギリギリの争いをしている選手に対して、誰が何位に入ったらいくら稼がないといけないとか、ランクが少し上の選手が予選落ちしたらチャンスが広がるなどという話題です。しかし、他の選手の行動やスコアをコントロールすることはできません。ですから、そんなものを気にしていても意味はないとボクは考えています。

ゴルフは調子が悪くてもスコアが出ることもありますし、何かをきっかけに突然調子が上向くこともあります。ですから、他力本願ではなく、自力でどうにかする。そういうつもりで最終戦を戦ってきたいと思います。

ちなみに、レジェンズツアーのほうはポイントランキングで40位以内に入れば、来年の出場権をある程度得ることができます。しかし、ボクは現在57位と、こちらはさらに厳しい状況になっています。ボクが出られる試合はあとひとつ。それでも一発上位に入ればまだ可能性はあるので、諦めずに頑張りたいと思います。

なぜ悪いかがわからないヨコシンは急きょ、谷将貴コーチのレッスンへ【横田真一チャンネル】

画像1: やっぱりすごい! シードが危ないので谷将貴さんにレッスンをつけてもらいました 横田のスウィングは今まで史上とても良くない状態になっていました #谷将貴 #谷将貴ゴルフアカデミーチャンネル www.youtube.com

やっぱりすごい! シードが危ないので谷将貴さんにレッスンをつけてもらいました 横田のスウィングは今まで史上とても良くない状態になっていました #谷将貴 #谷将貴ゴルフアカデミーチャンネル

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さて、レジェンズツアー最後の試合は、カンボジアのバタナック ゴルフ リゾートで行われる「バナタック レジェンズ チャンピオンシップ レガシーエディション」(11月26~28日)なのですが、その経緯がすごいので、少しお話をしておきましょう。

実は、この試合の前週にも、同じコースで、「バタナック レジェンズ チャンピオンシップ」(11月21~23)というレジェンズツアーの試合が行われます。つまり、同じ国、同じコースで、2週連続してレジェンズツアーの試合が開催されるのです。

では、なぜそんなことになったのかというと、「レガシーエディション」のほうは、5月に台風で中止になったベトナムレジェンドの振り替えで行われる試合なのです。わかりにくいかもしれませんが、5月に中止になったベトナムの試合を、そこから仕切り直して、11月のカンボジアの試合の翌週に開催してしまったというわけです。

これは、もうすごいことです。プロのトーナメントを開催するというのは、容易なことではありません。多くの人が時間をかけ、綿密に準備を進めていく必要があるわけです。コースのスケジュールを押さえるだけでも大変なのに、シーズン中にベトナムで行われるはずだった試合を、カンボジアで開催してしまうなんて驚きの一言。それも、実質1カ月くらいの突貫でレジェンズツアーが自前で試合を作ってしまったのですから、その行動力には頭が下がります。

「バナタック レジェンズ チャンピオンシップ レガシーエディション」は、本戦が水~金曜日で行われるので、ボクは今週の試合を終えたら急いでカンボジアに移動し、到着してすぐに試合に出る予定です。ちょっと慌ただしいのですが、泣いても笑ってもあとひと試合。悔いのないように頑張ってきたいと思います。

写真/本人提供

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