全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター吉田朋広氏。今回はアスリートゴルファーにおすすめの「ドライバー純正シャフト」を厳選して紹介!

アスリートゴルファー向け純正シャフトとは?

クラブメーカーが日本人のスウィングパワーやヘッドスピードを考慮して、ヘッドとマッチングの良いシャフトとして採用しているのが「メーカー純正シャフト」です。

メーカー純正シャフトというとスペック的にアベレージゴルファー向けのシャフトが多いのですが、フィッティングを重視しているメーカーの純正シャフトはパワーのあるゴルファーやスウィングレベルの高いアスリートゴルファー向けのシャフトもラインナップに加えています。

画像: アスリートゴルファーに勧めたい純正シャフトとは……

アスリートゴルファーに勧めたい純正シャフトとは……

今回はアスリートゴルファーの方々にも十分満足して頂けるパフォーマンスを持ったメーカー純正シャフトを厳選して紹介させて頂きたいと思います。

タイトリストGT3「TENSEI 1k BLACK 65S」

日本では未発売のシャフトですが、アメリカでは販売されて、タイトリストのクラブに純正採用されているモデルです。手元調子のシャフトですが、手元側にしなりは感じにくく、フィジカルの強いアスリートゴルファーが強いテンションをかけていける本格的なアスリートゴルファー向けのモデルです。

画像: アメリカで発売されていて、飛距離性能が非常に高いシャフト「TENSEI 1k BLACK 65S」

アメリカで発売されていて、飛距離性能が非常に高いシャフト「TENSEI 1k BLACK 65S」

力強いスウィングに対応できるように採用されている1kカーボンファイバーはトルクを低減していることでシャフトに捻れ感はありません。低打ち出し・低スピンでボールスピードは非常に高く、飛距離性能は高いです。先端部分はXLINKTECH(クロスリンクテック)樹脂を採用して先端の剛性とトルクを制御したしっかりとしたフィーリングですので、しっかりと叩けるパワーのあるゴルファーにも十分満足していただける純正装着シャフトです。

重量:67グラム
トルク:3.6
キックポイント:元調子
振動数:265CPM

タイトリストGT2「TENSEI 1k BLUE」

TENSEI1k BLACK同様に日本未発売シャフトですが、アメリカではシャフト単体で販売されているモデルで、アメリカでもタイトリスト純正採用シャフトとなっています。シャフト重量は59グラムの中調子シャフトで、シャフトが持つ全体の剛性感はしっかりとしているものの、決して高過ぎることなく多くのアスリートゴルファーにとって扱いやすい剛性感のシャフトです。

画像: 強い弾道が打ちやすい「TENSEI 1k BLUE」

強い弾道が打ちやすい「TENSEI 1k BLUE」

タイトリストの標準クラブバランスはやや重めの設定なのですが、先端部分の剛性がしっかりしているのでインパクト時に当たり負ける感じはありません。中弾道からやや高めの弾道が打ちやすく、アスリートゴルファーが求めるボールのコントロール性能も高いのが特長です。バックスピン量も多くないのでボール推進力があり、吹け上がるイメージもありません。

アスリートゴルファーにも使いやすく十分なパフォーマンスを発揮してくれるシャフトです。

重量:59グラム
トルク:4.7
キックポイント:中調子
振動数:250CPM

PING G440シリーズ 「PING TOUR2.0 CHROME 65 S」

先代モデルのG430シリーズから採用されているPINGのアスリートモデルの「しっかりと叩ける中弾道シャフト」です。イオンプレーティング加工を施してあるシャフトの外観はCHROMEのネーミング通り高級感があり、存在感のあるものとなっています。

PINGのドライバーには多くのメーカーのカスタム対応シャフトがラインナップされていますが純正装着のPING TOUR 2.0CHROME はアスリートモデル部門では圧倒的な人気を誇るモデルとなっています。

G440シリーズのヘッドとのマッチングでパフォーマンスを発揮する専用のシャフト設計は手元側の剛性も中元調子らしい切り返しのタイミングが取りやすさを感じられ、大型ヘッドのG440シリーズのヘッドをインパクトまでスムーズに運んでくれます。

画像: しっかり叩けるシャフト「PING TOUR2.0 CHROME 65S(上)」。ツアー向けの低弾道シャフト「PING TOUR 2.0 BLACK 65S(下)」

しっかり叩けるシャフト「PING TOUR2.0 CHROME 65S(上)」。ツアー向けの低弾道シャフト「PING TOUR 2.0 BLACK 65S(下)」

シャフト先端部分の挙動にはアスリートモデルらしい安定感があり、インパクトでフェースが右を向かずにしっかりとボールをとらえてくれます。扱いやすいメーカー純正シャフトらしいほどよいトルク感があり、幅広いアスリートゴルファーに扱いやすいものになっています。

可変機能スリーブ搭載するG440シリーズをどのポジションにセットしても、シャフトの挙動やフィーリングには変化を感じにくいシャフト設計もメーカー純正シャフトならでは。しっかりと叩ける中弾道ポジションのシャフトとしてG440シリーズとのマッチングを最大限考慮した設計は、十分満足していただける性能を持った純正アスリートシャフトです。

シャフトに重量が欲しい方には重量の重いPING TOUR 2.0CHROME 75もラインナップされています。

シャフト重量:60グラム
トルク:4.2
キックポイント:中元調子
振動数:263CPM

PING G440シリーズ「PING TOUR 2.0 BLACK 65S」

G440シリーズ登場と同時に採用された「ツアー向けの低弾道シャフト」です。

クラブフィッティングを重視しているPINGが、シャフトフィッティングの際にTOUR 2.0 CHROMEよりも更に強い剛性を持ったシャフトが必要なプレーヤーに対応できるように開発し、ラインナップに加わえたモデルです。

TOUR2.0 CHROMEと同じ中元調子シャフトながら手元側から中間部分、先端部分の剛性が更に高くなっているのでシャフトに強いテンションをかける方や、スウィングスピードが速い方でもしっかりさを感じられる剛性に仕上がっています。

弾道はヘッドのロフトによって印象は変わりますが、10.5度のロフトで中弾道のイメージです。バックスピン量は少ないロースピンシャフトですので、アスリートゴルファーが求める弾道イメージをヘッドのスペックとマッチングさせて作り上げていくことができるでしょう。TOUR 2.0 CHROME同様にシャフト重量の重い「PING TOUR 2.0 BLACK 75」が用意されていますので是非打ち比べていただければと思います。

重量:59グラム
トルク:3.8
キックポイント:中元調子
振動数:265CPM

BRIDGESTONE BX1LS・ST「VENTUS BS6Ⅱ」

前モデルのB1STに採用されていたVENTUS BS6を新型モデルのBX1LS、BX1ST に合わせてブラッシュアップしたモデルです。先端部分と手元部分の剛性をアップしたシャフト設計でやや弾道を抑えてボールのつかまり過ぎを抑制したシャフト設計になっています。

画像: HS40m/sくらいから十分に打てる「VENTUS BS6Ⅱ」

HS40m/sくらいから十分に打てる「VENTUS BS6Ⅱ」

手元部分の剛性を上げているとのことですが、印象としては硬さを感じることなく中間部分、先端部分のシャフトの各部分の剛性も硬すぎず、非常に扱いやすく感じられます。シャフト中間部分のやや下にしなりを感じられ、先端部分は少し動きがあるのでインパクトでボールをしっかりととらえていくことができます。先端剛性を高めているのでボールのつかまり感もありながら左への巻き込みのないボールが打てます。

国内メーカーの純正アスリートモデルらしい扱いやすさが印象的ですが、アスリートゴルファーが求める飛距離性能と方向安定性という要素をしっかりと持っているシャフトです。50グラム台のシャフト重量でヘッドスピード40m/sくらいから十分に打てるシャフトに仕上がっているのでシニアアスリートゴルファーにも十分満足していただけるシャフトとなっています。

重量:58グラム
トルク:4.8
キックポイント:中調子
振動数:251CPM

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