フカフカ砂の攻略法
GD 硬い砂の次は、たっぷり入ったフカフカの砂です。ゴルファーが“打っても打ってもバンカーから出ない病”になっちゃうのは、だいたいこの砂です。
青山 思ったよりも、砂が多く取れちゃうからな。
GD うまく打つ方法は?
青山 風呂に入ったとき、湯船に浸かって空手チョップでお湯を飛ばす感覚ってわかるか?
GD お湯の面に軽く手が触れる感じでお湯を飛ばすやつですね。手がお湯の中に潜っちゃうとダメなんですよね。
青山 あの感覚で、ソールを砂の面に当てていく感じで振るといいんだよ。あとは、フェースに乗った砂を後ろに飛ばすつもりで振る。
GD 砂を後ろに飛ばす!?
青山 本当に後ろに飛ぶわけじゃないけど、そんな感覚で振ると、砂が薄く取れるんだ。
湯船でお湯を飛ばす空手チョップの要領
ポイント 手が湯面でバウンドするのと同じ感覚
大ダフリしやすいフカフカ砂は、ヘッドが砂に深く潜り込まないように振ることがポイント。その感覚は、お風呂の湯船で水切り空手チョップするときと同じで、手が湯面でバウンドするように、ヘッドを砂の面でバウンドさせるイメージを持つといい。

お湯飛ばしと同じだな
実際のインパクトはこうなっている

実際のインパクトはこちら。ソールを砂の面に当てていくイメージが大事
【構え方】ポイント ボール位置は“左”が正解
砂が深くて軟らかいときは、ボールを左に置く。これで、バウンスが出てきて、砂に潜りにくくなるため、砂を多く取り過ぎてしまうミスを防げる。

写真左/〇左に置くと砂を薄く取れる。写真右/×右に置くと砂が多く取れる
【打ち方】ポイント 砂を後ろに飛ばすように打つ
インパクトしたら、フォローで両ひじをたたんで、フェースの向きを変えないように、丸く小さく振っていく。フェースに乗った砂を後ろに飛ばすようなイメージ。

丸く、小さくクルッと振る
砂を後ろに飛ばすつもりでスウィングするのも大切。伸び上がるとダフリもトップも出るので注意が必要。

〇フェースに砂を乗せてこのスウィングをすると、砂が後ろに飛ぶ。写真右のように伸び上がるとダブりもトップも出やすい
見た目と踏み心地でフカフカ加減を予測
砂が深くて軟らかいバンカーは、一歩一歩、足が少し沈む感じがするので、すぐわかる。ボールが転がった跡もしっかり残っている。

足が沈んだらフカフカだぞ

ボールを左にセットして構ええ、コックを使ってタテに上げる。横から薄く砂を取っていき、フォローではひじをたたんで丸く振る
