ガードバンカーの砂は、どのコースもどのホールも同じってわけじゃない! 硬く締まったカチカチ砂もあれば、たっぷり入ったフカフカ砂もある。運悪く目玉状態だって起こり得る。週刊ゴルフダイジェスト12月2日号では、そんなとき、どうやって打てばいいのかを、久しぶりに登場した青山薫プロに聞いた。「みんゴル」でもとっておきのワザをご紹介!

フカフカ砂の攻略法

GD 硬い砂の次は、たっぷり入ったフカフカの砂です。ゴルファーが“打っても打ってもバンカーから出ない病”になっちゃうのは、だいたいこの砂です。

青山 思ったよりも、砂が多く取れちゃうからな。

GD うまく打つ方法は?

青山 風呂に入ったとき、湯船に浸かって空手チョップでお湯を飛ばす感覚ってわかるか?

GD お湯の面に軽く手が触れる感じでお湯を飛ばすやつですね。手がお湯の中に潜っちゃうとダメなんですよね。

青山 あの感覚で、ソールを砂の面に当てていく感じで振るといいんだよ。あとは、フェースに乗った砂を後ろに飛ばすつもりで振る。

GD 砂を後ろに飛ばす!?

青山 本当に後ろに飛ぶわけじゃないけど、そんな感覚で振ると、砂が薄く取れるんだ。

湯船でお湯を飛ばす空手チョップの要領

ポイント 手が湯面でバウンドするのと同じ感覚
大ダフリしやすいフカフカ砂は、ヘッドが砂に深く潜り込まないように振ることがポイント。その感覚は、お風呂の湯船で水切り空手チョップするときと同じで、手が湯面でバウンドするように、ヘッドを砂の面でバウンドさせるイメージを持つといい。

画像: お湯飛ばしと同じだな

お湯飛ばしと同じだな

実際のインパクトはこうなっている

画像: 実際のインパクトはこちら。ソールを砂の面に当てていくイメージが大事

実際のインパクトはこちら。ソールを砂の面に当てていくイメージが大事

【構え方】ポイント ボール位置は“左”が正解
砂が深くて軟らかいときは、ボールを左に置く。これで、バウンスが出てきて、砂に潜りにくくなるため、砂を多く取り過ぎてしまうミスを防げる。

画像: 写真左/〇左に置くと砂を薄く取れる。写真右/×右に置くと砂が多く取れる

写真左/〇左に置くと砂を薄く取れる。写真右/×右に置くと砂が多く取れる

【打ち方】ポイント 砂を後ろに飛ばすように打つ
インパクトしたら、フォローで両ひじをたたんで、フェースの向きを変えないように、丸く小さく振っていく。フェースに乗った砂を後ろに飛ばすようなイメージ。

画像: 丸く、小さくクルッと振る

丸く、小さくクルッと振る

砂を後ろに飛ばすつもりでスウィングするのも大切。伸び上がるとダフリもトップも出るので注意が必要。

画像: 〇フェースに砂を乗せてこのスウィングをすると、砂が後ろに飛ぶ。写真右のように伸び上がるとダブりもトップも出やすい

〇フェースに砂を乗せてこのスウィングをすると、砂が後ろに飛ぶ。写真右のように伸び上がるとダブりもトップも出やすい

見た目と踏み心地でフカフカ加減を予測

砂が深くて軟らかいバンカーは、一歩一歩、足が少し沈む感じがするので、すぐわかる。ボールが転がった跡もしっかり残っている。

画像: 足が沈んだらフカフカだぞ

足が沈んだらフカフカだぞ

画像: ボールを左にセットして構ええ、コックを使ってタテに上げる。横から薄く砂を取っていき、フォローではひじをたたんで丸く振る

ボールを左にセットして構ええ、コックを使ってタテに上げる。横から薄く砂を取っていき、フォローではひじをたたんで丸く振る

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