ガードバンカーの砂は、どのコースもどのホールも同じってわけじゃない! 硬く締まったカチカチ砂もあれば、たっぷり入ったフカフカ砂もある。運悪く目玉状態だって起こり得る。週刊ゴルフダイジェスト12月2日号では、そんなとき、どうやって打てばいいのかを、久しぶりに登場した青山薫プロに聞いた。「みんゴル」でもとっておきのワザをご紹介!
画像1: カチカチ・フカフカ・目玉……どう打てばいい? ちょいむずバンカーからの簡単脱出法!

解説/青山薫プロ
2009年、レッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞した小誌おなじみのシニアプロ。テレビやイベントの出演も多く、ゴルファーにわかりやすいユニークなレッスンが好評。ノザワワールド所属

カチカチ砂のバンカー攻略法

GD グリーン脇のバンカーで、砂が少なかったり、硬く締まっていたら、どうやって打てばいいですか?

青山 そういう砂は、うっかりいつものようにエクスプロージョンショットをすると、ソールが弾かれてホームランになっちゃうことがある。

GD 私も、ホームランでOBになったことがあります。

青山 そうならないようにするには、弾かれやすいことをしっかり頭に入れておくことだよ。

GD 具体的に言うと?

青山 ボールを右に置いて、バウンスが効かないようにして、エッジから砂に入れやすくする。

GD ハンドファーストに構えるんですね。

青山 そうだ。あとは、ヘッドをボールの下に叩き込むだけ。これで、エッジが硬い砂を削ってくれて、ちゃんとエクスプロージョンになるんだよ。砂はあまり飛ばないけどな。

エッジで砂をズズッと削り取るべし!

ポイント ボールの下の砂の層を削り取る
砂が硬いと、ソールが弾かれて、いわゆるダフリトップのホームランになりやすい。そのため、バウンスが出ないようにハンドファーストにインパクトして、エッジでボールの下の薄い砂の層を削り取っていくイメージを持つといい!

画像: 砂の層を削っていく感じだな

砂の層を削っていく感じだな

実際のインパクトはこうなっている

画像: 実際のインパクトはこちら。砂を削る!

実際のインパクトはこちら。砂を削る!

【構え方】ポイント ボール位置は“右”が正解
砂が硬いときはボールを右に置く。これで、ハンドファーストにインパクトできて、バウンスが効かなくなるため、エッジから砂に入れやすくなる。

画像: 写真左/〇バウンスが出てこないので、エッジから砂に入れやすくなる。写真右/×バウンスが出てきて、砂に弾かれやすくなってしまう

写真左/〇バウンスが出てこないので、エッジから砂に入れやすくなる。写真右/×バウンスが出てきて、砂に弾かれやすくなってしまう

【打ち方】ポイント インパクト、即、フィニッシュ!
エッジで砂を削るようにインパクトしたら、フォローを出さない。ボールを上げようとフォローを出すと、砂に弾かれてホームランになりやすい。

画像: フォローは写真左くらいで十分。写真右のようなフォローは球を上げようとしており、地面に弾かれやすい

フォローは写真左くらいで十分。写真右のようなフォローは球を上げようとしており、地面に弾かれやすい

足の裏のセンサーで砂の硬さを感知する

砂が少なかったり、硬く締まっていると、アドレスしたときに足の裏から硬い感触が伝わってくる。ボールが転がった跡も付いていないはずだ。

画像: ありゃ、あんまり砂が入ってないぞ

ありゃ、あんまり砂が入ってないぞ

画像: ハンドファーストに構え、コックを使ってタテに上げる。エッジで砂を削るインパクトで、フィニッシュを小さく抑えよう

ハンドファーストに構え、コックを使ってタテに上げる。エッジで砂を削るインパクトで、フィニッシュを小さく抑えよう

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