飛距離が落ちる冬のラウンド。その飛距離低下をカバーするにはFW&UTの出番となるが、問題はラフに入ったときどうするか? 正解はFW! 週刊ゴルフダイジェスト12月16日号では、正しいクラブ選択ができれば飛ばない冬でもスコアメイクできるコツを紹介している。「みんゴル」でもお届けしよう!

【冬のフェアウェイはUT】ミスが減らせるぞ

では、冬のフェアウェイはどうすべきか? 西村プロの推しクラブは、UTだという。

「冬のアプローチ、花道とラフならどっちがいいですか? そうアマチュアに聞くとみんなラフがいいと言います。その理由は、フェアウェイは芝が薄く、ペタペタしているからです。ヘッドのリーディングエッジを入れるスペースがないため、インパクトがより難しくなるわけです。シチュエーションは少し違いますが、ペタペタなライのフェアウェイでFWを使えば、ボールの頭を打つチョロの確率が増すだけです。であれば、上から打ち込むアイアンのイメージが湧きやすいUTが正解です。UTはFWよりクラブが短く、ヘッドも小ぶりですから確実にミートできます。
 
冬は地面も硬くなりますが、UTならヘッドが跳ねる影響も少ないです。それならミドルアイアンやロングアイアンでもいいのでは? と思うかもしれないですが、UTとアイアンではボール初速がまったく異なります。要は風船で打つか、板で打つかの違いです。UTやFWならボールは勝手に飛んでくれます。ミスを減らしつつ、飛距離をカバーするならフェアウェイは絶対UTがおすすめです」

ラフはFW。フェアウェイはUT。まさに逆転の発想だが、注意点はあると西村プロ。

「コースはすべて傾斜地です。つま先下がりの左足上がりなど、複合的な傾斜の場合はアイアンという選択肢が必要です。どこでもFW&UTが使えるわけではないので注意しましょう」

UTで冬ラフからの脱出するときの4つのポイント

画像: フェアウェイなら上から打ち込んでも横から払ってもOK

フェアウェイなら上から打ち込んでも横から払ってもOK

チェック(ポイント)①
フェアウェイなら芝が薄くてもUTでいける

「実は冬のフェアウェイは芝が薄く難しいです。これは夏場よりボールが沈んだ状態になるからです。FWではリスクが大きいですが、UTなら薄い芝でも十分に打てます」

チェック(ポイント)②
小ぶりヘッドならミートしやすい

「UTはFWに比べ、ヘッドが小さめです。当然ヘッドをコントロールしやすく、ミート率も高めです。アイアンよりリーディングエッジが前に出ているのでボールも拾えます」

画像: 画像左/いいライ、画像右/悪いライ

画像左/いいライ、画像右/悪いライ

チェック(ポイント)③
ハーフトップでも十分に飛ばせる

「芝が薄くなるとボールだけをクリーンに打とうとしますが、UTならハーフトップでも十分に飛ばせます。UTはアイアンよりボール初速が出ますし、打点ブレにも強いです」

チェック(ポイント)④
地面が硬くてもヘッドが跳ねにくい

「冬のフェアウェイは芝が薄くなるだけでなく、地面が硬くなります。そういうライでFWを使うとヘッドが跳ねてダフリトップに。UTならヘッドが跳ねる影響が少ないです」

画像: ヘッドが跳ねにくい

ヘッドが跳ねにくい

UTは何番を選ぶ?「ロフトの多いものを選べばミスになりにくい」

「UTが2、3本ある場合は、ロフトが多めの番手を選びましょう。距離を稼ぎたいですが、ミスすれば、大きなロスになります。ミート率を重視するならロフトは多めがいいです」

画像: UTの何番を選ぶ?

UTの何番を選ぶ?

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