大切なのはジャストミート!
フェアウェイとラフ、状況に応じたクラブ選択はわかった。最後は打ち方となるが、ポイントは5つあると西村プロ。
「FW&UTはドライバーと同じでボールが飛ぶクラブです。ですから、飛ばそうとする意識は必要ありません。当たれば勝手に飛ぶわけですから。一番大切なのは、確実にミートすることです。そこから大事なポイントを5つ紹介しましょう。
まずは振り幅です。クラブは振れば振るほど、ミート率が下がります。時計の文字盤でいえば、10時→2時くらいの振り幅が理想です。そして軸です。ミート率は軸で決まるからですが、おでこをイメージするのがおすすめです。おでこを固定するのではなく、左右や上下にブラさないことを心がけてください。
頭の位置が安定すれば、ヘッド軌道が安定するため、ミート率が上がります。また、ボールを飛ばそうとするほど、体が回りすぎたり、腰がスウェイしますので注意しましょう。
最後の2つはインパクトからフォローで意識したいことですが、胸を下に向けておくこととお腹を締めてフォローを出すことです。どちらも前傾キープにつながるもので、FWやUTで出やすいトップが防げます」
FW&UTを120%生かす打ち方の5つのコツ
ポイント①振りすぎ厳禁
振り幅は10時から2時
「FWやUTは飛ぶクラブですから振りすぎは厳禁です。振り幅は10時→2時を意識します。これ以上、振り幅を大きくすると体が起きやすくなるので注意しましょう」

トップの位置は肩の高さを目安に、高いフィニッシュをイメージしたい
ポイント②軸ブレ注意
おでこの位置を変えないイメージ
「トップ、ダウン、インパクトでおでこの位置が変わらなければ、軸が安定するためミート率が上がります。頭を固定する意識はムダな動きを生むのでおすすめしません」

おでこをうごかさない
ポイント③飛ばしたいはダメ
腰は逃げたり回しすぎない
「FWやUTを持つと飛ばそうという意識が芽生えやすいです。それを放置したままにすると腰が逃げたり、体が回りすぎます。軸がブレた時点でミスヒット確定です」

腰は逃げたりしない
ポイント④前傾を崩さない
胸は常に下に向けておく
「軸は胸側、背中側という前後も重要です。前傾キープがその役割を果たしますが、胸は常に下に向けておきます。こうすれば、体の起き上がりが防げますし、チョロするミスも減らせます」

胸は下を向けておく
ポイント⑤最後まで気を抜かない
腹圧を高めたままフォロー
「腹圧を高めるというのは、息を吐くイメージです。吐きながらお腹を締めることで前傾がキープされ、ヘッド軌道やフェース面のブレを防いでくれます。フォローまで気を抜かないように」

腹圧をかける
大切なのはミートすること! グリップは指2本分短く持つ
「FW&UTで大切なのは、確実にミートすることです。指2本分短くグリップを持てば、ミート率は上がりますし、振りすぎも抑えられるのでおすすめです」

短く持つ
