飛距離が落ちる冬のラウンド。その飛距離低下をカバーするにはFW&UTの出番となるが、問題はラフに入ったときどうするか? 正解はFW! 週刊ゴルフダイジェスト12月16日号では、正しいクラブ選択ができれば飛ばない冬でもスコアメイクできるコツを紹介している。「みんゴル」でもお届けしよう!

大切なのはジャストミート!

フェアウェイとラフ、状況に応じたクラブ選択はわかった。最後は打ち方となるが、ポイントは5つあると西村プロ。

「FW&UTはドライバーと同じでボールが飛ぶクラブです。ですから、飛ばそうとする意識は必要ありません。当たれば勝手に飛ぶわけですから。一番大切なのは、確実にミートすることです。そこから大事なポイントを5つ紹介しましょう。
 
まずは振り幅です。クラブは振れば振るほど、ミート率が下がります。時計の文字盤でいえば、10時→2時くらいの振り幅が理想です。そして軸です。ミート率は軸で決まるからですが、おでこをイメージするのがおすすめです。おでこを固定するのではなく、左右や上下にブラさないことを心がけてください。
 
頭の位置が安定すれば、ヘッド軌道が安定するため、ミート率が上がります。また、ボールを飛ばそうとするほど、体が回りすぎたり、腰がスウェイしますので注意しましょう。
 
最後の2つはインパクトからフォローで意識したいことですが、胸を下に向けておくこととお腹を締めてフォローを出すことです。どちらも前傾キープにつながるもので、FWやUTで出やすいトップが防げます」

FW&UTを120%生かす打ち方の5つのコツ

ポイント①振りすぎ厳禁
振り幅は10時から2時

「FWやUTは飛ぶクラブですから振りすぎは厳禁です。振り幅は10時→2時を意識します。これ以上、振り幅を大きくすると体が起きやすくなるので注意しましょう」

画像: トップの位置は肩の高さを目安に、高いフィニッシュをイメージしたい

トップの位置は肩の高さを目安に、高いフィニッシュをイメージしたい

ポイント②軸ブレ注意
おでこの位置を変えないイメージ

「トップ、ダウン、インパクトでおでこの位置が変わらなければ、軸が安定するためミート率が上がります。頭を固定する意識はムダな動きを生むのでおすすめしません」

画像: おでこをうごかさない

おでこをうごかさない

ポイント③飛ばしたいはダメ
腰は逃げたり回しすぎない

「FWやUTを持つと飛ばそうという意識が芽生えやすいです。それを放置したままにすると腰が逃げたり、体が回りすぎます。軸がブレた時点でミスヒット確定です」

画像: 腰は逃げたりしない

腰は逃げたりしない

ポイント④前傾を崩さない
胸は常に下に向けておく

「軸は胸側、背中側という前後も重要です。前傾キープがその役割を果たしますが、胸は常に下に向けておきます。こうすれば、体の起き上がりが防げますし、チョロするミスも減らせます」

画像: 胸は下を向けておく

胸は下を向けておく

ポイント⑤最後まで気を抜かない
腹圧を高めたままフォロー

「腹圧を高めるというのは、息を吐くイメージです。吐きながらお腹を締めることで前傾がキープされ、ヘッド軌道やフェース面のブレを防いでくれます。フォローまで気を抜かないように」

画像: 腹圧をかける

腹圧をかける

大切なのはミートすること! グリップは指2本分短く持つ
「FW&UTで大切なのは、確実にミートすることです。指2本分短くグリップを持てば、ミート率は上がりますし、振りすぎも抑えられるのでおすすめです」

画像: 短く持つ

短く持つ

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