
●ロフト角/10.5度 ●ライ角/59.0度 ●ヘッド体積/460cc ●価格(税込)/10万1200円※すべてメーカー公表値
“ハイドローでぶっ飛ぶ”ドライバーに進化
GD 今回は多くのシニアゴルファーから愛されている、ダンロップ「ゼクシオ14ドライバー」(以下、今作)を「ゼクシオ13」(以下、前作)と比較しながら分析していただきます。2000年に初代が発売されて今作で14代目になります。
松尾 そうですね。歴代のモデルを見てもシニアゴルファーが扱いやすいように、ヘッドだけでなくシャフトも含めたクラブ全体で設計を考えているモデルです。

左から「ゼクシオ13」、「ゼクシオ14」
GD 四半世紀の歴史を辿れば“ゼクシオらしさ”を持ちながらも、マイナーチェンジはされていたりするんでしょうか?
松尾 クラブ長さがわずかに変化したり、カウンターバランスの要領でグリップを重くして振りやすさを追求することはありました。ここ近年ではミスヒットの強さを高めるためにヘッドの慣性モーメントを大きくしています。その時々の流行りも抑えながら設計を考えていると思います。
そして打音の爽快さや、飛距離を追求するべくヘッド重量を1gでも重くする試み、つかまり性能といった“ゼクシオらしさ”は継続されています。
GD その中でも「ゼクシオ」の打音は特徴的ですね。ドライバーの打音はどのように設計するんですか?
松尾 ドライバーの場合はクラウン部やソールの丸み加減。肉厚分布、そして内部のリブ(突起状の溝)設計といったヘッド全体で考えていきます。
GD 今作はどんな性能になっていますか?
松尾 “ゼクシオらしさ”がより磨かれたモデルになっています。つかまり性能の部分から触れると、フェース角が前作と同様にフック2.0度の強いフックフェースに。加えてライ角が59.5度から60.5度とさらにアップライトになりました。見た目から伝わるつかまり感がアップしています。
そして重心距離(標準値:39.0〜40.0mm)が前作は41.7mmと長い部類でしたが、今作は40.1mmと1.6mm短くされています。その結果、フェース面上の重心がヒール寄りに推移し、ドローバイアスになりました。

今作では重心距離が短くなり、ドローバイアスになったことで、つかまり性能がアップした
GD 見た目も中身もつかまり性能が高くなったというわけですね。
松尾 はい。他にもリアルロフト角を比較すると前作は12.0度、今作は10.5度と小さくなりました。そして低重心率(重心の高さ÷フェース高さで求められスピン性能の指標。標準値:62.0〜63.9%)は前作が67.2%と高重心設計でしたが、今作では64.3%とやや高重心程度の部類になりました。
これらの組み合わせで初速が出しやすくなり、飛距離性能が向上しました。

今作はリアルロフトが小さくなり、より初速が出しやすい性能になった
GD 「ゼクシオ14」はどんなゴルファーにおすすめですか?
松尾 他にもヘッドの慣性モーメント(標準値:4600〜4799g・㎠)が4975g・㎠と、前作と同様にミスヒットに強い性能も兼ね備えています。
クラブの力を借りながら、つかまった高初速でより遠くに飛ばしてスコアメイクしたい、ゼクシオファンやゴルファーは一度試されるといいと思います。
