“100切り”を達成するために大切なポイントを、東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロに解説してもらうこの連載。今回も年末特別編! 「普段から自分の記事のコメントはチェックしています」という後藤プロが、2025年にYahoo!ニュースに掲載された記事のコメント欄から、気になるコメントをピックアップしてコメント返しを行った。

▶「後藤悠斗プロのヤフコメ返し2025 #1」を読む

▶「後藤悠斗プロのヤフコメ返し2025 #2」を読む

画像: yahoo!ニュースのレッスン記事に寄せられたコメントに、解説したプロがコメント返し!(写真はイメージ)

yahoo!ニュースのレッスン記事に寄せられたコメントに、解説したプロがコメント返し!(写真はイメージ)

後藤「ミニドラの良い活用例だと思います」

記事タイトル:ミニドライバーは100切りを目指すゴルファーの選択肢になる?【100切り】

ピックアップしたコメント:『ドライバーがイップスのような症状で打てなくなってミニドラに手を出しました。室内の練習場ではドライバーも普通に打てるのですが…
ミニドラでもラウンドでは違和感がぬぐえないですが何とか当てることが出来て、200~230Yはティーショットの半分は飛ばせるようになって80台まで戻ってきました。OB打ちまくりで一時期は100~110台まで悪化しましたが…
徐々に普通のドライバーも当たりそうな気配が出てきたので、治療として成功はしたのかなと』

画像: 東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ

東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ

後藤:この記事の内容は、かいつまんで言えば「ミニドラは『流行っているから』みたいななんとなくの理由で手を出すものではない。クラブ選びの基準は人それぞれだけど、やっぱりスペック的に中途半端だから、できる限り普通のドライバーで打てると良いよね。苦手意識を持ってる人でも。だからミニドラは最終手段です」というお話でした。

で、このコメントのようなミニドラの活用例は非常に良いと思います。自分もアプローチとパターでイップスになったからわかります。

ミニドラは最終手段と表現しましたが、それで言うとイップスって僕は最終手段が必要な場面だと思っています。

ミニドラを打って、なんとなく手の感覚だったりとか、体の動きをイメージでできるようになってきた。じゃあミニドラでやれるようになってきたから、徐々に普通のドライバーも当たりそうな気配が出てきた。

この「普通のドライバーも当たりそうな気配」が出てくるための一歩として、ミニドラを打つっていうのは大いにありだと思いますよ。

同じ記事からもう1つピックアップします。

ピックアップしたコメント:『ドライバーに悩んでミニドライバーを購入するなら、ドライバーをドローバイアスの最新型に買い替えたほうが良い

そしてドライバーで150ヤード打つ練習すればあっという間に100切れると思う』

後藤:1文目に関しては大筋合っていると思います。補足するなら、ドローバイアスのモデルに決め切らなくて良いですね。そもそもドライバーが合ってない可能性はあり得ますから。

だから一回ドライバーのフィッティングをして自分に合ってるドライバーのシャフトやヘッドがどういうものかっていうのを試してみるのはいいことだと思います。

それでドローバイアスのヘッドが合う方もいれば、多分そうじゃない方もいると思いますから。ドローバイアスじゃないほうが、逆に球をつかまえられるなんていう方も全然いるので。

この記事では触れていませんでしたが、ミニドラに手を出す前に自分のドライバーのセッティングをもう一度見直してみるのが良いでしょう。めちゃくちゃ見当違いのスペックのドライバーを使っていたら、どうやっても当たらないなんてこともあるので。

わかりやすい例だと、身長が低い方。ドライバーって長いから、フィッティングしていない“吊るし”の状態だと、どうしてもアップライトになりやすいんです。こういう方がミニドラを使うと当たるのはクラブ長が短くなったからで、一般的な大型ドライバーだとしても長さを見直すだけで当たる可能性があったりしますよ。

『100切りを目指すのであれば、アプローチはとりあえずグリーンに乗ればオッケーです』

記事タイトル:アプローチの“往復ビンタ”を防ぐために大切な考え方。そもそもボールの落下地点をイメージできてる?【100切り】

ピックアップしたコメント:『いろいろな意見があると思いますが、100切りを目指すのであれば、アプローチはとりあえずグリーンに乗ればオッケーです。
上級者のようにベタピンに寄せなければと思えば、ほとんどの確率でヘッドアップします。
グリーンに乗ればオーバー目だろうが、ショート目だろうがオッケーです。
レベルに合わせたアプローチでいいと思います。どこに落としてどう転がるかなんてのは、
90切りとかのレベルです』

後藤:記事の内容を大まかに説明すると「グリーン周りでの往復ビンタをなくすために、技術の向上はもちろん大事だけど、『落下地点の設定』がアマチュアの方が意外とできていないよね」という話でした。

コメントの方のマインド、僕はめちゃくちゃいいと思います。100切りに関してはグリーンに乗って、次はパターで打てる状態になっていれば良いですから。だから「寄せよう」はそもそもちょっと違うよね、みたいなところはあると思います。

でも、グリーンに乗せるために「どこに落としてどう転がるかをイメージすること」が大切なんです。これがちゃんとできていれば「ミスってもまあ傷口は小さくて済むよね」になるんですが、できていないとミスした時に「手痛い大きなミス」になってしまいやすいんです。落下地点の設定が大事だよ、というのはこういうことですね。

続いて同じ記事から。

ピックアップしたコメント:『それが出来ないのよ…』

後藤:そうですよね、その気持ちはすごくわかるから、なんか必殺技とかできたらまた記事にするんで、色々試してみましょう。

できない方は、アプローチに関してはマジで色々試したほうが良いです。「こんな打ち方あるんだ」とか「こんな感じで!?」って思うものもいっぱいあるから、アプローチは。色々試していいと思います。

もう1つピックアップします。

ピックアップしたコメント:『バンスを使えば多少ダフっても大丈夫ですからトップは怖くないと思います』

後藤:これね、トップする方からしたら「バウンスを使ったらトップするじゃん!」ってなっちゃうんですよ。バウンスで跳ねてね。

この方が言っていることも間違っていないんです。要はバウンスを使えばザックリにはならないでしょ? って話なんですけど「バウンスを使うイメージがあるとトップしちゃうんだよね」っていう方は絶対いるから、そこが難しいところなんですよね。

協力/広尾ゴルフインパクト

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