レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。今回は「ドライバーでスライスしない目標の取り方」について解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本93】
画像: ドライバーでスライスしない構え方と目標の取り方を解説

ドライバーでスライスしない構え方と目標の取り方を解説

左肩を目標に合わせようとするとスライスする

画像: 左肩を目標に合わせようとするとスライスする

左肩を目標に合わせようとするとスライスする

GD ドライバーのスライスを直す方法のひとつ、目標の取り方について前回説明していただきました。クラブをセットしターゲットを見ると左肩が視界に入る。「アレッ、左肩が左を向いている?」と勘違いして、左肩の向きを正そうとスクエアに構えていても左肩を右に向けて構えてしまうことがスライスのひとつの原因になるということでした←左肩の向きを正そうと閉じてしまい、結果的に右を向いて構えてしまうことがスライスのひとつの原因になるということでした。

原田 たいていのアマチュアは自分の視界に入る左肩を目標に向けようとして右に向いてしまう傾向があるんです。だから視界に入る左肩の向きが大事なんです。多くのプロはね、右肩を目標に合わせます。

GD 右肩ですか。

右手でフェースをスクエアにセットする

画像: 右手でフェースをスクエアにセットする

右手でフェースをスクエアにセットする

原田 まずアドレスルーティンでアドレスに入るときに、ボールの50センチ前にスパットを見つけて、そこにフェースをスクエアにセットします。このときです。左肩からターゲットに合わせようとしてはいけません。右肩をターゲットに意識して、右手でフェースに合わせることです。これがポイントです。右肩から合わせる、左肩では合わせない、これを覚えてください。

GD 右肩を意識しながらセットして、左肩をスクエアに構えればいいんですね。

原田 いいえ、左肩は左を向いているように構えます。

画像: 左肩は左を向いているように見えていい。それで両肩のラインはスクエアになる

左肩は左を向いているように見えていい。それで両肩のラインはスクエアになる

GD 左肩を開いたらスライスしませんか。

原田 左肩は開きませんよ。左を向いているように見えていいということです。両肩のラインはターゲットに対して平行です。

GD なるほど、それが左肩をスクエアにセットする意識では左肩を右に向けてしまう錯覚なんですね。せっかく両肩のラインがスクエアでもセットしてから左肩を目標に向ける意識を持つことで、向きが変わって、右を向いてしまうということですね。

原田 両肩のラインはターゲットに対してスクエアです。ただ、目標を取るときは右肩を合わせる意識が大切だということです。

右肩を意識してターゲットにセットする

画像: 右肩を意識してターゲットにセットする

右肩を意識してターゲットにセットする

GD 右肩を意識してターゲットにセットしてアドレスを取ったら、左肩のラインを調整しようとしてはいけないということ。この左肩の意識がスライスの原因の大きなポイントなんですね。「右肩をターゲットに合わせる」、その意味がわかりました。確かにシニアプロたちには右手だけでクラブを持ってフェースをターゲットに合わせ、左手で右肩を押さえてからグリップを作る人が多いように思います。

原田 そうです。そういうシニアプロたちはフェースも合わせるけど、同時に右肩もターゲットラインに平行に合わせているんですよ。

GD 以前に聞いたことがある電車の2本のレール理論のようなことですよね。ターゲットラインと自分の体の向きは電車の2本のレールと同じでどこまで行っても交わらないという。でも、アマチュアは右を向いてしまうから2本のレールが交わってしまうので、それはNGだということですよね?

原田 それも注意が必要ですよ。レールは交わらないというけど、レールの真ん中に立って先を見たら交わっちゃうんです。絵画の遠近法ですよね。

GD 確かに原田プロが言う通りです。線路の真ん中に立って先を見たら、ずっと先の方は交わって点みたいに見えます。そのあたりも誤解のないようにしないといけないですね。

原田 そうです。だからフェースはあくまでも目標を向いていなくてはいけない。そして「体は目標よりも絶対に左に向く」(実際は両肩のラインがスクエア)ってことです。スライスに悩んでいる人は本当に多いです。でも、今まで話したことや今後話していくことを参考にしていただければ、必ず改善します。

2本の棒でスクエアに構える練習をする

画像: 2本の棒でスクエアに構える練習をする

2本の棒でスクエアに構える練習をする

GD 練習するときも2本のクラブやアライメントスティックなどを使ってスクエアに構える練習をしたほうがいいですか?

原田 そうですね。肩、腰、ひざのラインがスクエアになっているか、1球1球確認しながら練習することをおすすめします。スライスしないようにするには、アドレスと目標の取り方を理解するだけで良くなるはずです。

GD スライスが出なくなったときは、ひとつの階段を上った感じがしますよね。

原田 達成感は相当なものがあります。あきらめずに取り組んでいきましょう。目標の取り方の次はスライスしない始動、クラブの上げ方です。

●原田伝一( 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

撮影協力/ 世田谷ゴルフスクールTAJIMA、梅里CC、ENゴルフレンジ、東名CC

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