各社が飛びや直進性といった性能を実現するべくフェース素材の研究を重ね、チタンや異素材とのコンポジットを採用したドライバーを世に送り出しています。中でもテーラーメイドは軽量で高強度という特性を持つカーボンにフォーカスしてきました。「ステルス」で本格導入し、新シリーズとなる「Qi4D」で5代目となりました。今回はコアモデルに当たる「Qi4Dドライバー」をピックアップし、クラブ設計家の松尾好員氏と共に前モデル「Qi35」と比較しながら性能をひも解いた。基準ヘッドは10.5度、データは実測値です

シャロー形状からハイバック形状になった

ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが10.5度、シャフトは「REAX MR60」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。

米国モデルらしくライ角がフラット設定になっている

クラブ長さが45.13インチと標準的ですが、クラブ重量が308.0グラムとやや重く、スウィングウェイトがD2.1とやや大きいです。クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメントが290万g・㎠とやや大きくなっています。計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが44〜45m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。

ヘッド形状は「Qi35」の丸型から、テーラーメイドらしい縦長形状に変わりました。またヘッドの縦横の寸法的には「ステルス2」に似ています。

画像: 左から「Qi35」、「Qi4D」

左から「Qi35」、「Qi4D」

実際に試打したところ、アドレスでは「ステルス」や「ステルス2」のような強いオープンフェースではなく、フェース角がオープン0.5度とスクエアフェースの部類です。さらに時計の文字盤でいう1時〜2時方向の張り出し感が大きく、フラットなライ角から、過剰につかまってしまうイメージを抱かせない、素直な顔付きです。

試打シャフトは適度にしっかりしており、振りやすくインパクトの再現性が高かったです。ヘッドスピードが43m/sくらいのゴルファーも十分扱えそうです。またヘッドの後方が高いハイバック形状なので、インパクト付近をレベルにスウィングしやすく、分厚いインパクトになりやすいです。

画像: 今モデルはヘッドの後方が高くなり、前モデルのシャロー形状からハイバック形状になった

今モデルはヘッドの後方が高くなり、前モデルのシャロー形状からハイバック形状になった

重心距離が非常に長く、重心深度も非常に深いことでヘッドの慣性モーメントが5095g・㎠(標準値4600〜4799g・㎠)と大きな値で、ミスヒットに対する強さを兼ね備えたヘッドです。さらにフェース面上の重心がかなりトウ寄りのフェードバイアスに。オートマチックにフェード系で飛ばせるドライバーです。一方で反発性能は前モデルと同等でした。

※週刊ゴルフダイジェスト3月3・10日合併号「ヘッドデータは嘘つかない!」より

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